アジェンダ21すいた定時総会を開催しました(議事概要)

平成26年度アジェンダ21すいた定時総会 議事概要
1 日時:平成 26 年 6 月 28 日(土)午後 1 時 00 分から
2 場所:千里市民センター 多目的ルーム
3 正会員の現在数 87 人
4 出席者数 59 人(内訳 本人出席者 31 人 書面表決者 17 人 表決委任者 11 人)
5 審議事項
第 1 号議案 平成 25 年度事業活動報告承認の件
第 2 号議案 平成 25 年度収支決算書承認の件
平成 24 年度事業活動報告及び決算書に関する監査報告
第 3 号議案 アジェンダ21すいた会則一部改正の件
第 4 号議案 平成 26 年度事業活動計画承認の件
第 5 号議案 平成 26 年度収支予算書承認の件
6 議事の経過の概要及び議決の結果
・定時総会開会
片岡誠氏を司会進行役として、総会が開会した。
・開会あいさつ
三輪代表があいさつを行った。
環境部長 羽間紀雄氏があいさつを行った。
・第2次環境基本計画 改訂版 概要説明
吹田市環境政策室 薬師川主査より説明があった。
・基調報告
三輪代表より、「アジェンダ21すいた」計画、組織の見直しに関しての基調報告があった。
・出席者の確認
司会進行より出欠状況(正会員総数 87 名:本人出席 31 名、書面投票 17 名、委任状出席
11 名、)が報告され、総会成立宣言が行われた。
・議 事
司会一任により、大野和之氏を議長に選任し、議事に入った。
議長より議事録署名人に前田正博氏及び福井一彦氏を指名した。
議長の進行により、下記のとおり、議案審議を行った。
(1)第1号議案「平成25年度事業活動報告承認の件」・第2号議案「平成25年度収支
決算書承認の件」について一括審議とし、第1号議案について三輪信哉代表から、第2号
議案について水川晶子副代表から提案を行った。
米田英寿監事から平成25年度事業活動報告及び決算書に関する監査報告を行った。
第1号議案及び第2号議案について、議長が議決を求めたところ、全員異議無く、原案どおり承認可決した。
(2)第3号議案「アジェンダ21すいた会則一部改正の件」について三輪信哉代表から、提案を行った。
議長がこれを議場に諮ったところ以下の質疑が行なわれた。
質疑応答
【Aさん】一般論としての「アジェンダ21」とは何か。
【代表】先ほどの基調報告でも述べたとおり。
【Aさん】基調報告の話を聞いていると、地球温暖化にしぼられたもの、という風にも受け取れるが。
【代表】そうではない。基調報告で地球温暖化について話したのは、あくまで私見。アジェンダの幹事会の見解とは分けて考えてほしい。
【Aさん】「アジェンダ21」というのは、地球温暖化に限らず、持続可能な社会、という意味。吹田ではどのように考えられているのか。
【代表】もともと「アジェンダ21」というのは、国際レベルで話される時は、ジェンダーや貧困、マイノリティーなどの様々な内容が含まれてくる。一方、「アジェンダ21すいた(計画)」は、吹田市内の環境と地球環境を主題としているため、貧困、ジェンダー、マイノリティなどの問題をテーマとして入れるところまでにはいたっていない。しかし、もし総意によって「アジェンダ21すいた(組織)」が、そういった人々の置かれている
環境もを考えなければならないとするなら、そういう支援の形態も有りうる。
【Aさん】ローカルアジェンダとしてそういったことも考えていってもいいということか。
【Bさん】議事進行。議案に関する質問にしてください。
【議長】できるだけ手短にお願いします。
【Aさん】「アジェンダ21すいた(計画)」は、市民、自治会、行政、団体が集まって1年以上かかって作り上げたもの。1年ごとに見直し、評価をしていくということだった。、その評価は今までどうだったのか。どうやって評価されてきたのか。「アジェンダ21すいた(計画)」をやめて環境基本計画にする、というのは大きな変更。
【議長】設立に関わられたCさん、いかがですか。
【Cさん】ジェンダーとか、もちろん課題としてはあるが、それよりももっと今吹田で大事なことを対象にすればいいのであり、それを対象にしている今の方針で私はいいと思う。
【議長】ありがとうございます。他にご意見ございませんでしょうか。
【Dさん】一つお尋ねしますが、第3条のところで現行と改正案、「市民、事業者、行政が協働」というところが「行政の協働」という風に代わっている。この意味はなんでしょうか。
【Bさん】今回他の箇所を改正するにあたり、てにをはなど、文法的なところも見直しさせていただいた。文法上の理由。
【Dさん】今の説明では理解しがたい。先ほど回答いただいた方以外で、ご説明いただけるならお願いしたい。
【代表】先ほどBさんから説明しましたように一部精査した方がいいだろう、ということで、それ以上の他意はない。
【Dさん】私は納得できたわけではありませんが、これで終わります。
【議長】他のご意見は。
【Aさん】環境基本計画と「アジェンダ21すいた(計画)」の違いですが、計画の位置づけ性格として、「本計画はアジェンダ21で示された地域行動計画として策定されたもので、環境基本計画は市が策定、推進主体となる行政計画に対して、「アジェンダ21すいた(計画)」は、地域を構成する市民、事業者、行政が策定・推進主体となり、社会が直面している課題、すなわち持続可能な社会づくりに対して、協働し、取組む社会計画としての性格を持ちます」と、はっきり違いが書かれている。それをなぜ、環境基本計画だけにしてしまうのか。
【代表】境基本計画の主要な柱は全て、「アジェンダ21すいた(計画)」を包含している。
活動の内容の中に「アジェンダ21すいた(組織)」の活動全てが含まれると理解したうえで、この環境基本計画に沿っていこう、という考えです。
【Aさん】なぜ、今までのままではだめなのかがわからない。
【代表】今までの計画に載っていた各、具体的な行動計画があるが、見ていただいたらわかるように、今もその行動計画に掲げている具体な行動を実現するために走っていくことが、現在おかれている地球環境の大きな変化等にこたえていけるかどうか、ということ。
【Eさん】ポイントは吹田市第2次環境基本計画、これは誰が策定したのか。議案作成はどこがされたのか。
【三輪代表】市が原案を作り、それに基づいて環境審議会の中で議論がされ、最終的に市が策定した、ということになる。
【Eさん】もともと、三者一体になってやっていくということが基本方針であれば、基本計画は市民が介在しないといけない、ということになるのではないか。
【Bさん】幹事会の中で「アジェンダ21すいた(計画)」の最終年度が近付くにつれ、この計画をどうするか、新たに見直すのか、という議論になった。そして各部会でどうするかが議論された。その結果が今回の提案。環境基本計画は市の行政計画ではあるが、その過程では市民の公募委員が入った環境審議会で議論がされ、パブリックコメントも
行い、また「アジェンダ21すいた(組織)」にも意見を求められ、その他の環境団体に対しても同様に説明や意見聴取がされ、決めてきた計画である。「アジェンダ21すいた(計画)」を新たに改定するのではなく、第2次環境基本計画に基づく事業を推進していく、という、結論に至った。
【Eさん】素案の段階で通常はメンバーに流布して意見を求める、という方法もある。
【代表】素案の段階で全会員さんに見れるように準備をし、意見を求めた。上がってきた意見を「アジェンダ21すいた(組織)」で取りまとめ、市にお返しした。
【Eさん】わかりました。
【議長】他にございますか。
【Fさん】「アジェンダ21すいた(計画)」を基本としていた我々が、環境基本計画を基本として活動する、ということは、市民参加の観点から、後退した印象をもっている。「アジェンダ21すいた(計画)」というのは、この会の憲法のようなものであって、もっと大切にしなければならない存在ではないのかと感じている。部会の中では発言はさせていただいたが、アジェンダ21すいたに掲げられているそれぞれの項目について、どこまでできて、何ができていないのか、それをもっと議論をする必要がある。それを受けて、我々がどういった活動ができるのか考える、という風に積み重ねていくのが本来ではないのかなと、思う。議案に賛成はするが、「アジェンダ21すいた(計画)」、という存在が無くなってしまう、というのが、寂しく感じるので、意見として申し上げておく。
【事務局】評価に関しては、まず毎年の総会で前年度の事業活動報告をし、それを受けて次年度の活動方針を決める、というのが毎年の評価。また、「アジェンダ21すいた(計画)」の各項目について、各部会で一つ一つ、本当に今この事業が時期に求められているのかどうか、議論した結果が今回の提案になっている。また、一昨年は全会員を対象にした説明会を開催し、ホームページ等においても会議録なども公開している。何も評価がされてこなかった、ということではない。
【Aさん】重点的な項目に関しては評価があったかもしれないが、ひとつひとつの評価は今からやることじゃないのか。この1年の内に。きちっと評価して、環境基本計画を受けて、どれができるかを皆で考えていく。新しいことをするのんであれば、部会だけではなく、全体で考える必要がある。
【Gさん】今の議論は水掛け論のように思える。「アジェンダ21すいた(計画)」の中で環境基本計画を承認しておけば、わざわざ規則を変える必要があるのか。
【代表】何に基づくか、というのは示しておかないといけない。
【Hさん】今の議論を受けて、一つ提案がある。今の議論の内容というのは、環境基本計画と、「アジェンダ21すいた(計画)」との上下の概念の問題が出ているので、「アジェンダ21すいた(計画)」は第2次環境基本計画を包含している、という形になるので、明らかに行政計画は社会計画の下位になる。「アジェンダ21すいた(計画)」を私たちは推進しているわけですから、それはそのままの文言でも問題はないはず。敢えて、今第2次環境基本計画で今後は進めていきます、ということを決めるのであれば、明確にここで採決をとって、決めていただければいい。ただ、「アジェンダ21すいた(計画)」
自体、組織としてどのように取組んできたか、という総括をどこかですべきであると思う。総括をどうするのか、ということも含めて一緒に決めていただければと、提案する。
【Gさん】要するに「アジェンダ21すいた(組織)」の主体性がどこにあるのか、と感じる。自分たちが主体性を持ってるんであれば、別にこんな言葉を入れる必要はないんではないか。
【代表】主体性ということですが、この環境基本計画は我々の考えでは、従来の「アジェンダ21すいた(計画)」を包含していると考えていることがひとつ、そして主体性という意味では、三者協働を謳っているので、市の下部組織、とは成り得ない。主体性が全くなくなる、ということは有りえない。
以上の議論を受け、第3号議案について議長が議決を求めたところ、反対5名(受任分1含む)、賛成20名、委任・書面評決者27名を足し47名の賛成。賛成者が59名の出席者のうち、3分の2を超えているので可決された。
(3)第4号議案「平成26年度事業活動計画承認の件」・第5号議案「平成26年度収支予算書承認の件」を一括審議とし、第4号議案について三輪信哉代表から、第5号議案について水川晶子副代表から提案を行った。
議長がこれを議場に諮ったところ以下の質疑が行なわれた。
質疑応答
【Gさん】吹田市からの負担金が20万円減っているということもさることながら、全体の事業として、繰越金が少し多いのじゃないか。算執行状況が悪いなと感じる。予算の組み方をもう少し変えないといけないんじゃないかなと思うが。
【Bさん】今回環境教育部会が部会としてはなくなったため、部会の予算はない。また、ホームページに関してはリニューアルを予定していたが、できなかった。今年度リニューアルを予算に含めて35万円を計上している。活動できなかったことは事実。
【代表】もう少し活発に活動を、という激励の言葉だと受け止めて、また頑張ってまいりたい。また、メンバーである皆さんも、活発にご活動いただくよう、お願いしたい。
【Ⅰさん】吹田市環境基本計画を実践するというなら、何かあるのか聞きたい。一方で今後独自色を出しながら吹田市の環境基本計画から逸脱することなく、いこうとする時に、これはすごいな、と思えるようなフラッグシッププロジェクトを出していただけたらと思う。
【代表】フラッグシッププロジェクトについて予算が減少したことについて、活動内容は今精力的に実行委員の方々が、検討しているところ。金額が必ずしも活動量を表していない、ということを承知いただきたい。また歩きたくなるまちづくり、が今後30年間続く、という風には考えていない。吹田市、市役所という意味ではなく、市にとって、本当にふさわしいフラッグシッププロジェクトは何なんだ、ということをこれからしっかり検証し、打ち出していきたい、と考えている。
【事務局】市の負担金が50万円になっている、ということに関してはやはり市全体の予算の中で、分担金を支出するに当たり、繰越金の状況も考慮する必要があるので、今後ともこの額を減らさないような形で活動していただきたい。フラッグシップに係る予算の変更については、昨年の決算額を参考に推計している。
【Aさん】フラッグシップについては、交通部会では最初の計画にのっている内容と似通っているので、ぜひ今まで以上にやっていただきたいと思う。当初の交通部会の「歩いて楽しい道と街並みを作ろう」というのが載っている。
第4号議案及び第5号議案について、議長が議決を求めたところ、全員異議無く、原案どおり承認可決した。

三輪代表より、退任される方と、新任役員の紹介があった。
退任 千里金蘭大学 渋谷さん
新任 大阪学院大学 南さん
以上、すべての審議が終了し、議長を解任した。
以上、定時総会(議案審議)が閉会した。