ニュースレター第16号

ニュースレター第16号(PDFファイル)
平成22年10月25日発行

P1 吹田市立博物館夏季特別展「語り合おう!吹田の環境教育」
 P2 『博物館にみどりのカーテン』(自然部会)
P3 『交通が変われば自然が変わる』(交通部会)
P4 すいたレジ袋削減・マイバック推進協議会  店頭キャンペーンに参加しました
P5 すいたエコツアーのご案内

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吹田市立博物館夏季特別展
「語り合おう!吹田の環境教育」

アジェンダ21すいたでは、今年度において市制施行70周年記念事業として環境教育シンポジウムを開催します。その前段の取組として、フォーラム「語り合あおう!吹田の環境教育」を8月6日(金)に開催しました。吹田市立博物館の夏季特別展「吹田の自然と環境」の企画の一環として開催したものでもあります。今回のテーマは学校での環境教育で、85人の参加者がありました。

第1部は事例発表として、府立北千里高等学校科学部の池の水質調査や自然エネルギー利用の取組み、片山中学校理科部のセミの抜け殻調査や池の調査の報告、そして、東佐井寺小学校5年生からはエコキャップ活動報告がありました。いきいきとした楽しい発表によって、活動を通して多くの発見や感動があることを実感させてくれました。

第2部は三輪代表から「地球環境の未来と環境教育~吹田市から考える」と題した基調講演がありました。国や自治体の動向、環境教育の総合的なアクションプランの必要性が語られました。 

第3部のシンポジウムは三輪代表がコーディネーターを務め、パネリストとして、東佐井寺小学校教諭の村瀬順子さん、片山中学校教諭高畠耕一郎さん、千里リサイクルプラザ市民研究員辻千代子さん、NPO法人すいた環境学習協会副理事長稲山三郎さん、教育委員会学校教育部指導課指導主事今枝かおりさんが日頃の活動紹介をし、課題について話し合いました。博物館の小山修三館長からは事例発表への感想をいただきました。

活動紹介では互いの意欲的な取組を知る機会となりました。活動の壁となっているものについて、学校現場では時間がないこと、動機づけが難しいこと、市民団体の立場では休みがないこと企業の積極的な参加の必要性などが挙げられました。討論は残念ながら時間切れとなりましたが、今回はこのテーマのキックオフであり、アジェンダ21すいた幹事会ではプロジェクトチームを立ち上げ、次回フォーラムに向けて検討を続けています。 

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吹田市立博物館夏季特別展
『博物館にみどりのカーテン』(自然部会)

エネルギー部会と自然部会が推進している「みどりのカーテン」事業ですが、今年は、吹田市立博物館夏季特別展「吹田の自然と環境」開催にあわせ、博物館にもゴーヤによる「みどりのカーテン」を作ることにしました。5月11日、自然部会が担当して設置しました。

本来の「みどりのカーテン」はヒートアイランド現象防止のためですから、日陰を作ることが目的となります。当初は博物館3階のピロティに屋上まで届くものを作ろうと企画したのですが、なるべく多くの市民のみなさんに見て知っていただきたいと、前庭に設置することにしました。台風にも耐えるようにと自然部会メンバーで知恵を絞り、6曲半双、全長6m縦2mほどの屏風スタイルにしました。また、水やりの労苦を省くために自動潅水装置を設置し、説明のためにメンバー自作の立て札も添えました。

設置してからしばらくは天候のせいもあり、生育はイマイチ。部会のメンバーはたびたび見にいっては、肥料を追加したり草抜きをしたり。その甲斐あってか、盛夏にはみどりのカーテンならぬ立派なみどりの屏風になりました。 
 
ここには、たびたび様子を見に来てくださる方、写真を撮る方、興味深げに立て札を読んでくださる方がいました。そして、たくさんの虫が来て、立派な実が生りました。

収穫後のゴーヤは冷凍しておき、ゴーヤジュースにして来館者に提供し、さらにみどりのカーテンを広報しました。ゴーヤのジューススタンドは会期中3回開店し、計118人の方に飲んでいただくことができました。多くの方に見て、味わっていただいたみどりのカーテンも、暑い暑い夏が過ぎれば終わりです。自然部会メンバーは、来年もまたここでできたらいいなぁと願いながら10月15日撤去しました。

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吹田市立博物館夏季特別展
『交通が変われば自然が変わる』(交通部会)

交通部会は、「交通が変われば自然が変わる」を統一テーマにたくさんのイベントや講演会、そして、充実した展示を披露しました。
特に、ブロック積みや買物ゲーム、講演会を通じて交通と自然との深い関わりを知っていただき、展示やお出かけイベントで私たちが現在調査研究しているバスによる新交通システムに興味を持っていただきました。

期間中多くの市民に足を止めていただいた展示では、新交通システムをミニチュアで説明しました。また、明治時代と現代の吹田の地形図を使い、道が自然との関わりでどのように造られ利用されてきたかを図示しました。圧巻であったのは、過去と現在の大気汚染の状態をブロックで示したものでした。技術革新等で工場による大気汚染が激減したことに反して、自動車の増加と道路建設による排気ガスによる大気汚染の深刻さが、見るものを圧倒しました。

イベントでは、まず、~お買い物ゲーム de CO2を減らそう~でフードマイレージのワークショップをあおぞら財団の協力を得て開催し、小中学生とそのお母さん方に買物次第でCO2をいかに減らせるかを知っていただきました。

また、2回開催した~ブロックで環境変化を体験しよう~では、排出ガスに見立てた色つきブロックを積み上げることで小学生やそのお母さんやお父さんに大気汚染をどのように改善したらよいかを考えていただきました。
そして、~新交通システム提案区間を歩く~で、桃山台駅から博物館まで歩き、新交通システムの提案区間の一部の様子を見学していただきました。

最後に、~吹田の未来交通を地理から考える~では、関西大学文学部教授の野間晴雄先生に明治時代から今日まで、道が自然の中でどのように造られたかを解説していただき、今後の吹田における道路とそれを使う交通がどうあるべきかをご提案いただきました。
今回の吹田市立博物館夏季特別展は、交通部会の活動を広く市民に知っていただくとても良い機会だったと感じています。今後も、交通部会では、広く市民に交通について知っていただく機会を設けたいと考えています。

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すいたレジ袋削減・マイバッグ推進協議会
店頭キャンペーンに参加しました 

市民・事業者・行政の3者協働でレジ袋の削減に取組む「すいたレジ袋削減・マイバッグ推進協議会」では、平成21年10月に「吹田市におけるマイバッグ等の持参促進及びレジ袋削減に関する協定」を締結し、マ
イバッグ持参率60%を目標に掲げ、様々な取組を進めてきました。

協定締結1周年にあたる平成22年10月の1ケ月間をマイバッグ推進月間として、消費者の方々に今一度環境負荷の軽減に繋がるライフスタイルを取り入れていただくきっかけとなるよう、市内7ケ所のスーパー店頭でマイバッグキャンペーンを行っています。

今回のキャンペーンでは、各店舗において協定締結証を掲示していただき、さらに「すいたん」のイラスト入りシールやポスターの掲示もお願いしました。

協議会の一員であるアジェンダ21すいた資源部会のメンバーも全員参加でチラシの配布や、アンケート調査を行い、キャンペーンを盛り上げました。

実施店舗一覧
№ 実施日 実施店舗
1 10月12日(火) イズミヤ千里丘店
2 10月13日(水) 阪急オアシス北千里店
3 10月13日(水) ピーコックストア北千里店
4 10月13日(水) 北千里サティ
5 10月22日(金) 阪急オアシス南千里店
6 10月22日(金) ジャスコ南千里店
7 10月27日(水) ダイエー吹田店 

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すいたエコツアーのご案内 

地産地消を求めて(エネルギー部会)
豊かな大阪の環境創造や食の安心・安全のために取組を進める大阪府食とみどり技術センターを見学するとともに、野菜や果物の直売所を訪れます。地産地消について、いっしょに考え、学びませんか。

■日時 平成22年11月26日(金)午前9時から
■行先 大阪府食とみどり技術センター
道の駅「しらとりの郷・羽曳野」
■内容 食の安心・安全、大阪府内の地産地消 など
■定員 先着20名
■費用 1,200円(昼食代)
■申込 11月4日(木)から地球環境課へ

資源循環型社会を目指して(資源部会)

資源循環の視点から企業や団体組織の環境に配慮し
た施設や取組みを見学し、環境問題について、いっしょに考え、学びませんか。

■日時 平成22年12月1日(水)午前9時から
■行先 パナソニックエコテクノジーセンター
キリンビアパーク神戸
■内容 企業の資源循環に係る取組
■定員 先着20名
■費用 無料(ただし昼食代実費負担)

環境配慮型施設等見学会(環境教育部会)

市内の古民家をめぐり、環境に配慮した建築様式や工夫された取組を見学します。環境問題について、いっしょに考え、学びませんか

■日時 平成22年12月9日(木)午前9時15分から
■行先 旧中西家住宅、旧西尾家住宅、浜屋敷
■内容 古民家の環境に配慮した建築様式や工夫
■定員 先着20名
■費用 1,500円(昼食代)
■申込 11月4日(木)から地球環境課へ