ニュースレター 第15号

ニュースレター 第15号(PDFファイル)
平成22年7月25日発行 

P1 アジェンダ21すいた定時総会を開催しました
P2 すいた環境教育フェア2010に出展しました(資源部会・環境教育部会) 
P3 自然エネルギー学習会 『地球温暖化を防止するために~エネルギー利用のありかたを考える~』を開催(エネルギー部会)
P4 すいたエコツアーを開催しました(1)
P5 すいたエコツアーを開催しました(2)

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アジェンダ21すいた定時総会を開催しました

7月17日(土)、千里金蘭大学3号館9階大会議室にて、平成22年度アジェンダ21すいた定時総会が開催されました。当日は、猛暑にも関わらず、多くの会員が参加しました。

第1部では、冒頭、諸事情により欠席をされた三輪代表に代わり、小田副代表があいさつを行い、アジェンダ21すいたとしての役割や今後の方向性について想いを語りました。

その後、平成21年度事業活動報告・決算、及び平成22年度事業活動計画・予算について審議しました。活発な議論の後、全ての議案が可決承認され、審議を終えました。

第2部では、大阪ガス株式会社 エネルギー・文化研究所顧問の濱 惠介(はま けいすけ)さんを講師に迎え、講演会を行いました。濱さんからは、エコ住宅やエコライフから見る市民の環境まちづくりについてお話をお聞きすることができました。身近でありかつ実践的な内容に、多くの参加者が興味をもって熱心に聞き入っていました。

第3部では、恒例の懇親会が開催されました。懇親会には、阪口善雄吹田市長も参加し、アジェンダ21すいたへの大きな期待を込めたあいさつをいただきました。また、小田副代表・各部会代表が活動にかける想いを改めて話し、各会員からも環境に対する考えや今後の目標が熱く語られました。他部会の会員同士の交流も深めることができ、和やかに懇親会が進みました。

最後は、この定時総会で会場をご準備いただいた千里金蘭大学の渋谷幹事があいさつを行い、アジェンダ21すいたの発展を祈念し、懇親会を終えました。

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すいた環境教育フェア2010に出展しました(資源部会・環境教育部会)

6月19日(土)メイシアターにおいて「すいた環境教育フェア2010 ~かけがえのない地球を! 今・・・~」が開催されました。アジェンダ21すいたからは、資源部会として「風呂敷の包み方講座」、環境教育部会として「すいたエコ検定」のデモンストレーションを出展しました。 
 
「風呂敷の包み方講座」 
「いろいろな形の物を包めて、何度も使えて、ごみもでない」そんな便利でエコな風呂敷を広めようと、資源部会では、包み方の講座を行いました。買物袋やティッシュカバー、ぼうしなど多くの使い方をマスターした資源部会のメンバーが参加者に包み方をお教えしました。
参加者には、風呂敷を1枚プレゼントし、その風呂敷を使って挑戦していただきました。「意外と簡単。」という方や「上手く出来ない。」という方までいらっしゃって、300枚準備した風呂敷が昼過ぎ頃にはなくなってしまいました。
エコでおしゃれな風呂敷、美しい色や柄のものがたくさん出回っています。皆さんも是非、活用してください。

「すいたエコ検定のデモ」
環境教育部会では、自己の生活様式がどの程度、地球環境に負荷をかけているのか等を知っていただくため、「すいたエコ検定」を企画・構築し、ウェブ上での公開を目指しています。今年度事業において、すいたエコ検定のシステムにデザイン化を施し、試作品を構築することができたため、フェアの参加者に挑戦していただこうとデモンストレーションを行いました。
環境教育部会のメンバーが、会場内の家族連れや子どもたちに声をかけると、多くの方が挑戦してくださいました。検定は小学生用から大人用までレベルが異なり、また、それぞれに1級~5級を選択できます。1級は1問しか間違うことができず、多くのかたが苦戦。思っていた以上に難しかったようです。
今後、検定のシステムやデザイン、また、運用方法を更に検討し、工夫を重ね、面白いものにしていきたいと考えています。是非、皆さんに挑戦していただき、ご意見やご要望をいただければと思います。

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自然エネルギー学習会
『地球温暖化を防止するために
~エネルギー利用のありかたを考える~』を開催(エネルギー部会)

6月25日(金)、男女共同参画センター視聴覚室にて、自然エネルギー学習会『地球温暖化を防止するために~エネルギー利用のあり方を考える~』を開催しました。地球温暖化や資源の枯渇、エネルギー不足など待ったなしの問題に対応するため、自然エネルギーの活用は欠かすことのできない取組であり、未来世代が危機を迎えないためにエネルギー利用のあり方を共に考えようと企画したものです。
冒頭、三輪代表からあいさつを行い、自然エネルギーの重要性やアジェンダ21すいたの取組むべき方向性についてお話をさせていただきました。

その後、日本環境学会会長の和田武(わだたけし)さんより『地球温暖化を防止するために~エネルギー利用のあり方を考える~』と題して、基調講演を行っていただきました。和田さんは愛知大学や立命館大学で教授を勤められつつ、環境保全論、資源エネルギー論を専門とされ、「地球環境問題入門」(実教出版) 「新・地球環境論」(創元社) 「飛躍するドイツの再生可能エネルギー」(世界思想社)など多くの著書を出されております。
和田さんからは、まず、地球温暖化の現状と未来予測として、温暖化によるさまざまな影響や21世紀の気温上昇の予測について語られました。そして、日本の現状と自然エネルギーの活用(エネルギー転換)の重要性が語られ、各国、とりわけドイツにおける取組が紹介されました。非常に分かりやすく、現実的なご説明に多くの参加者がうなずく場面が見られました。

続いて、アジェンダ21すいたエネルギー部会から環境家計簿について、また、吹田市地球環境課から「吹田市住宅用太陽光発電システムの設置費助成制度」について説明がありました。

今回の学習会を通して、主催したエネルギー部会のメンバー、参加いただいた市民・事業者の方々など、改めて自然エネルギーの重要性を認識することができま
した。今後も継続して、学習会や勉強会を進めていきたいと考えています。

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すいたエコツアーを開催しました(1)

地産地消を求めて(エネルギー部会)
5月14日(金)、農家や野菜・果物等の直売所などを見学し意見交換を行い、地産地消について学ぶことで、市民の皆さんの環境保全活動の参考にしていただこうと、エコツアーを開催しました。少し肌寒いなかで
したが、20名以上の方が参加し、能勢「くりの郷」及び「吹田市・能勢町交流センター」を訪れました。

「くりの郷」では、地元農家の方が持ち込まれた野菜や果物、加工品を購入することができ、また、地産地消のみならず旬産旬消の地元野菜を使った料理を食べることができました。参加者の皆さまもおなかいっぱいで、満足されていました。

「吹田市・能勢町交流センター」では、市民が農作業体験を行うことのできる「サンスク農園」事業の説明を受けるとともに、作業途中の田畑を見学させていただきました。また、地元農家の方に特別にお越しいただ
き、農業を続けていくうえでのご苦労話しなどを伺いました。

今回のツアーでは、地産地消の重要性に加え、吹田市及び近隣地域での農業のあり方について学ぶことができました。今後も、ツアーを継続していきたいと考えておりますので、是非、ご参加ください。

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すいたエコツアーを開催しました(2)

環境配慮型施設見学会(環境教育部会)
6月4日(金)、市内企業や団体組織の環境に配慮した施設や取組を見学し、市民の皆さんに環境問題について考え、学んでいただこうとエコツアーを開催しました。
最初に、ダスキン大阪中央工場を訪れ、掃除用具やマットなどを繰り返し使うための作業工程を見学しました。汚れた用具がきれいに生まれかわり、また、お客さんのもとに届けられる。そしてまた、この工場に帰ってくる。そのようなサイクル(お客さんとのつながり)を大切にされているということでした。 

その後、昼食をとり、キャンパス内の自然(大木等)を見学するため、関西大学に向かいました。この見学では、NPO法人すいた市民環境会議の平 軍二さんに講師をお願いしました。平さんは、吹田市内の古木・大木(幹周200㎝以上の木)の調査を中心になって行い、冊子(報告書)を作成された方です。
大学内には多くの大木がありますが、今回は9箇所を見て歩きました。それぞれの木の種類や年齢の推測について、また、幹周りの実際の計り方などを分かりやすく教えていただきました。天候もよく、気温もぐんぐん上がり、大変暑い中でしたが、キャンパスの雰囲気や自然を満喫することができました。

最後に、アサヒビール吹田工場に行きました。環境教育部会のツアーでは、お馴染みのコースです。ビールの生産工程の見学のみならず、徹底的にリサイクルを行いゴミを出さない工夫と努力をされている、そのような取組(ゼロエミッション)をご紹介いただき、エコツアーの締めくくりにはもってこいです。
その後、出来立てのビールの試飲をしました。これが本当の締めくくりです。参加者どうし、わきあいあいと意見交換を行いながら、楽しいひと時をすごして、盛況のうちにツアーを終えることができました。