ニュースレター創刊号

ニュースレター創刊号(PDFファイル)
平成18年10月25日発行

P1 アジェンダ21すいた誕生!
P2,3 設立のごあいさつ/役員紹介
P4 いのっこ探検まち歩き(交通部会)
暮らしのCO2ダイエット取組み開始(エネルギー部会)
アジェンダ21すいたホームページを開設(事務局)
P5 エコアクション21スクールがスタート(吹田商工会議所・吹田市)
佐竹台小学校で緑のカーテン(NPO法人すいた環境学習協会)
夏のエコスタイルキャンペーン実施結果(吹田市)

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アジェンダ21すいた誕生!

 平成18年5月21日(日)に吹田市民会館にて、アジェンダ21すいた設立総会が開催され、「アジェンダ21すいた」が発足しました。
 設立総会の第1部では、設立趣旨書、会則、事業計画、収支予算などが決議され、代表に大阪学院大学国際学部教授の三輪信哉さんが選任されました。
 休憩をはさんで、第2部では、三輪代表からごあいさつをいただいた後、各部会から、今年度取組むプロジェクトについて、発表を行いました。
 発表後は、会員だけでなく、一般来場者も加わって、意見交換やワークショップを行い、盛会のうちに終了いたしました。

 【アジェンダ21すいた会員数(平成18年10月1日現在)】
      個人会員:45名 団体会員:25団体

設立までの流れ
【平成15年度】
アジェンダ21すいた策定組織検討会
【平成16年度】
アジェンダ21すいたスタートシンポジウム
アジェンダ21すいた策定会儀
アジェンダ21すいた中間案発表会
【平成17年度】
アジェンダ21すいた発表会
アジェンダ21すいた推進会議発起人会
【平成18年度】
アジェンダ21すいた設立総会

page2,3
アジェンダ21すいた・設立のごあいさつ

アジェンダ21すいた」の出発にあたって
アジェンダ21すいた 代表
大阪学院大学国際学部 教授 三輪 信哉

平成15年、吹田市の呼びかけによって、21世紀の吹田の環境行動計画・ローカルアジェンダ21に向けての検討が始まりまして丸3年が過ぎ、本年5月21日、その実行組織「アジェンダ21すいた」が出発の運びとなりました。
 計画づくりの段階では、数多くの市民、事業者、行政の方々が参加し、50回を超える熱心な討議が重ねられ、平成17年3月に同名の行動計画書を策定。いよいよとその計画を実動して参ります。
 吹田の環境をよくしたいという大勢の方々の熱意の結晶が行動計画書であり、それを今度は形にあらわしてゆくのが実行組織の役割です。
 将来の吹田はどのようなまちになっているでしょうか。大阪の都市化が拡大して、閑静な住宅地は影も無くビルに埋め尽くされ、コンクリートに覆われて、車がひしめき喧騒につつまれているのでしょうか。あるいはそうではなく、車よりも自転車や歩く人々の姿が多くみられてにぎわいがあり、まちは人々の手によって緑につつまれてホタルやトンボ、ツバメが飛び交い、太陽などの自然のエネルギーがいたるところでいかされ、ものが大切にされて、そこここで堆肥を作っては花を植え、学校ではこどもたちが命やものの大切さを先生方や地域の方々とともに学ぶ。かつてのように夕涼みができるような、安心して育ち、暮すことのできるまちになっているのでしょうか。
 申すまでもなく21世紀の地球環境の悪化は危機的なものがあります。一人ひとりの、そして一つのまちの地球環境への影響はたとえ小さくとも、まず自分自身の行動や地域の経済活動がもたらす環境への影響を小さくしていく。またそのような環境にやさしいまちづくりを目指していく。それは決して禁欲的なものではなく、先に見たようなおだやかで安心して住むことのできるまちでもあるのではないでしょうか。
 そのようなまちづくりは、決して行政のみ、事業者のみ、市民のみでできるものではなく、それぞれが取り組めることを互いに提案しあい、互いに協力・融和し、試行錯誤を重ねてはじめて形となって現れてきます。実行組織「アジェンダ21すいた」もこのような三者協働によって運営されて参ります。
 東京都心にある明治神宮の森は、建設当時、100年後の森の姿をえがいて、全国から取り寄せた樹木を計画的に植え、100年後の今、鬱蒼とした自然の森になっていると聞いたことがあります。100年前に未来をみすえた先人の努力がやすらぎと憩いの場を今に与えて続けているのです。
 一人でも多くの市民の皆様、事業者の皆様、行政の皆様、NGO/NPOの皆様に参加・参画して頂きまして、今後ともお力添えをたまわり、未来をみすえて21世紀の吹田市、ひいては地球環境がよりよいものとなって参りますように、足もとから、地域からの実践・実動をともどもによろしくお願い申し上げます。

役員紹介  任期:平成18年5月21日~次回の定時総会まで
※五十音順、敬称略

【代表】
三輪 信哉 (大阪学院大学国際学部教授)
【副代表】
小田 信子 (NPO 法人すいた市民環境会議)
【会計】
青山 孝司 (吹田商工会議所)
【監事】
内中 誠示 (リコー 関西株式会社)
渋谷 清明 (市民)
【事務局長】
原田 勝 (吹田市環境部環境室地球環境課長)
三輪 信哉
【幹事】
池渕 佐知子 (市民)
片岡 誠 (市民)
蒲田 雄輔 (市民)
菅田 勲 (NPO法人すいた環境学習協会)
五井 昇 (市民)
鈴木 朝生 (関西電力株式会社北摂営業所)
田端 博 (吹田市環境部次長)
水川 晶子 (市民)
橋本 憲一郎 (大阪学院大学)
橋本 幸治 (市民)

各部会のご紹介 (様々な取組みを予定しています。積極的に参加しましょう!)

■エネルギー部会■
省エネ型ライフスタイルの普及・啓発や自然エネルギーの利用を促進するための仕組みづくりに取り組みます。
【平成18年度の取組み】
・省エネで温暖化ストップ塾
地球温暖化防止活動の実践者を育成するための連続講座の企画・運営を行う。
・エコホーム作戦
企業の協賛を得て、吹田独自の環境家計簿を作成・配付し、地球環境に配慮したライフスタイルの普及を図る。

■資源部会■
 ごみ減量やリサイクルを促進するための仕組みづくりに取り組みます。
【平成18年度の取組み】
・消費者とお店どっちもうれしい実現しよう!
ごみゼロのまち吹田
市内スーパーや商店街に呼びかけ、マイバッグ運動を実施する。また、消費者に対する普及啓発を図るため、各種講座を開催する。

■自然部会■
自然を守り、育てる活動を展開していきます。
【平成18年度の取組み】
・神崎川エコアップ大作戦
神崎川周辺をまち歩きする路地裏探検ツアーの企画・運営を行い、まちなかの様々な魅力を発掘し、人と川が近づける仕組みを考える。
・緑のジュータン推進計画
各学校の校庭の現状や日本・世界各地の校庭緑化事例を調査する。

 ■交通部会■
環境に配慮した交通システムの実現に向けて取組んでいきます。
【平成18年度の取組み】
・吹田のみちマップをつくろう
交通の視点からのマップ作りを行うために、まち歩き講座やマップづくり学習会を開催する。
・吹田らしい21世紀型交通システムを考えよう
次世代の都市交通システムに関して、学習会を開催する。

■環境教育部会■
 吹田市内における環境教育の更なる展開をめざして取組んでいきます。
【平成18年度の取組み】
・ 楽しく使える環境情報ホームページ
市内で実施されている環境学習プログラムを集約したデータベースを構築し、ホームページに公開するとともに冊子としてまとめ、市内の教育機関などに配布する。
また、市内の環境イベント情報を集約したメールマガジンを配信する。

「アジェンダ21すいた」は、
このような部会を通して、
会員自らが主体的に
環境活動を行っていきます。

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いのっこ探検まち歩き(交通部会)

 交通部会では、平成18年7月29日(土)に「吹田のみちマップをつくろう」プロジェクトの一環として、亥の子谷コミュニティ協議会と大阪大学大学院の学生の協力の下、小学生と一緒に亥の子谷周辺を歩き、子どもの視点から環境・防災・防犯などについて気付いたことを地図に書き込む「いのっこ探検まち歩き」を実施しました。
 当日は、12名の小学生とお母さんやおばあちゃんなど大人25名の総勢37名が参加し、まち歩き終了後みんなで亥の子谷コミュニティ協議会の方の手作りカレーを食べるなど、楽しみながら地図作りに取組みました。

暮らしのCO2ダイエット取組み開始(エネルギー部会)

平成18年8月23日(水)吹田市役所本庁舎の研修室で、「暮らしのCO2ダイエット参加者説明会」を開催しました。
 当日は、28名の市民が参加し、喜田久美子さん(NPO法人すいた市民環境会議)と田中脩さん(NPO法人すいた環境学習協会)が、「地球温暖化の現状」や「暮らしのCO2ダイエット冊子の記入方法」について、説明を行いました。
 「暮らしのCO2ダイエット」とは、吹田独自の環境家計簿のことで、家庭における電気・ガス・水道などの使用量を毎月記入することで、CO2(二酸化炭素)排出量の削減を目指し、環境に配慮した生活スタイルを実践するものです。
 現在、およそ190人の市民が取組みに参加しており、今後は、参加者に対して、省エネに関するニュースレターの発行や情報交換会の開催などを通じ、フォローアップに取り組んでいきます。

アジェンダ21すいたホームページを開設(事務局)

 平成18年10月に、アジェンダ21すいたホームページを開設しました。
今後は、内容の充実を図りながら、会員のみなさまを始め、様々な市民
や事業者への情報発信に努めてまいりますのでよろしくお願いします。
アジェンダ21すいたエネルギー部会・吹田市『アジェンダ21すいた』は、地球環境を保全し、持続可能な社会の実現を目指す市民・事業者・行政のパートナーシップ組織です。

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エコアクション21スクールがスタート(吹田商工会議所・吹田市)
 平成18年9月27日(水)、吹田商工会議所大会議室でエコアクション21スクールが開講しました。
 当日は、13の企業・団体が参加し、エコアクション21地域事務局大阪から派遣された講師による集合研修や個別アドバイスが実施されました。
 エコアクション21は、中小事業者の環境への取組みを促進するために、環境省主導のもとスタートした環境経営の認証登録制度で、ISO14001と同様に認証を受けることができ、中小事業者でも比較的取り入れやすい制度として注目されています。
 エコアクション21スクールは、昨年に引き続き実施するもので、参加した企業・団体は、来年のエコアクション21認証登録を目指して、活動を開始します。

佐竹台小学校で緑のカーテン(NPO法人すいた環境学習協会)

「緑のカーテン」とは、ヘチマなどのつる性植物を校舎壁面にはわせ、
日差し除けや植物の葉からの水分蒸発などで“自然のクーリング効果”を体験し、環境教育に役立てる取組みです。
 NPO法人すいた環境学習協会では、今年の5月から佐竹台小学校の児童に植物の育て方や観察学習などを指導し、緑のカーテン作りの支援活動をいたしました。

夏のエコスタイルキャンペーン実施結果(吹田市)

 吹田市では、地球温暖化対策の一環として、6月1日から9月30日ま
で、庁舎などの適正冷房(28度を目安)を徹底し、職員が夏用制服もしく
はノーネクタイの軽装で執務する「夏のエコスタイルキャンペーン」を実施しました。このキャンペーンは平成13年度から実施しており、平成16年度までは夏至の日から秋分の日までを期間設定していましたが、平成17年度からは6月1日から9月30日までに期間延長しました。
 平成18年度は、市本庁舎における空調用都市ガスの使用
量を、前年(平成17年度)と比べて28%削減することができま
した。(6月から9月までの同月比)

 

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