あゆみ

<設立の背景>

21 世紀は、環境の世紀といわれ、今や地球規模の環境問題は、人類に課せられた共通にして、最大の課題であり、それを解決するための抜本的な方策が迫られています。
このような状況のなか、1992 年、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロにおいて、「環境と開発に関する国連会議(地球サミット)」が開催され、持続可能な開発を基本原則とする行動計画として「アジェンダ 21」が採択されました。

アジェンダとは英語で「課題」や「議題」、21 は「21 世紀」を意味しています。
「アジェンダ 21」の内容としては、一般的な環境問題だけでなく、人口問題、貧困問題から教育や人権などの幅広い課題に対して、国や国際機関などの様々な立場の人々がとるべき行動が示されています。

この「アジェンダ21」では、「アジェンダ21で提起されている諸問題及び解決策の多くが地域的な活動に根ざしているものであることから、地方公共団体の参加及び協力が目的達成のための決定的な要素になる。(第 28 章)」と述べられ、世界中の自治体に対して地域を構成する市民、事業者、行政の協働による「ローカルアジェンダ 21」(地域行動計画)の策定、推進を求めています。

これを受け、吹田市版のローカルアジェンダ 21 として、多数の市民、事業者、行政の協働により、「アジェンダ21すいた計画」が平成 17 年 3 月に策定されました。この計画では、持続可能な社会の実現を目指し、市民、事業者、行政の協働による具体的な行動内容が示されています。
持続可能な社会を実現し、次世代に豊かな環境を引き継いでいくためには、まず、私たち一人ひとりが、環境に学び、環境を体験し、環境問題の改善に向けて主体的かつ積極的に行動していくことが必要です。

現在、吹田市において、環境に関わる多様な活動が展開されていますが、その実効性を高めるため、活動相互の連携・協力が喫緊の課題となっています。
さらに、昨今の環境問題は、それぞれが複合的に絡み合って顕在化しており、それに対処して解決を図るため、各分野の問題や情報を共有し、総合的に取組むことが求められています。

<設立の目的>

こうした背景のもと、市民・事業者・行政がパートナーシップを組み、それぞれの主体が情報提供や調整を図り、協働して持続可能な社会づくりを推進していく組織として「アジェンダ21すいた」を設立することとします。

「アジェンダ21すいた」は、次の事業に取り組みます。
(1) 吹田市の策定する環境基本計画に掲げられている取り組みの推進
(2) 環境保全に関する事業活動
(3) 前 2号に必要な学習・啓発・広報
(4) 市内外の関係団体との交流
(5) 吹田市が環境基本計画を策定する過程での意見・要望の提出等による参画
(6) その他、目的を達成するために必要な事業活動

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