ニュースレター第8号

ニュースレター 第8号(PDFファイル)
平成20年7月25日発行

P1 アジェンダ21すいた定時総会開催
P2,3 「各部会の今年度の取組予定」
P4,5 財団法人千里リサイクルプラザにおける環境保全活動
P6 すいたシニア環境大学第7期生の入学式が行われました。(吹田市)
P7 「すいた環境教育フェア2008」に出展しました。

page1
アジェンダ21すいた
定時総会開催!!

7月5日(土)、関西大学凜風館4階会議室にて、平成20年度アジェンダ21すいた定時総会が開催されました。大変暑い日にもかかわらず、多くの会員が参加しました。
総会第1部では、冒頭、三輪代表があいさつを行い、アジェンダ21すいたとしての役割や今後の方向性について熱く語りました。その後、平成19年度事業活動報告・決算、及び平成20年度事業活動計画・予算について審議しました。事業活動計画については、各部会の代表者から説明があり、それぞれの想いを各会員に伝えました。会員からの質問もあり、活発な議論の後、全ての議案が可決承認され、審議を終えました。
第2部では、団体会員であるNPO法人すいた市民環境会議の平 軍二(ひら ぐんじ)さんを講師に迎え、講演会を行いました。平さんは、植物や野鳥観察など自然環境に精通しておられ、吹田市内の古木・大木調査について、たくさんの写真を交えながら詳しく話をしてくださいました。また、この日の午前中には、関西大学内の大木見学会(すいた市民環境会議主催)が開催され、多くの会員が参加しました。
第3部では、恒例の懇親会を開催しました。三輪代表が活動にかける想いを改めて話し、各会員同士も環境に対する考えや今後の目標などを熱く語り合いました。他部会間の交流も深めることができ、和やかに懇親会が進みました。
最後は、小田副代表があいさつを行い、今後、アジェンダ21すいたの活動がますます活発になるよう祈念し、懇親会を終えました。

page2,3
特集「各部会の今年度の取組予定」

●全体事業
(1)ニュースレターの発行
会員への情報提供及び市民への環境保全活動の普及を目的に、ニュースレターを年4回発行する。
(2)ホームページの運営・管理
アジェンダ21すいたの活動を広く市民に情報発信するために、ホームページを運営・管理する。
(3)市内NPO団体との交流会の開催
市内NPO団体との連携協力をより強めるため、交流会(意見交換会)を開催する。
(4)市内企業との交流会の開催
企業が求めるアジェンダ21すいたの役割やあり方などを検討するため、市内企業との交流会(意見交換会)
を開催する。また、企業のアジェンダ21すいたへの参画を図る。
(5)北摂アジェンダ連絡会議の開催
北摂にある各市のアジェンダの代表による会議を開催し、連携協力について検討する。
(6)全部会横断学習・懇親会の開催
会員相互の学習、意見交換、懇親の場を設ける。
(7)(仮称)企業向け環境フォーラムの開催
環境に取組む企業とアジェンダ21すいたの交流を図り、企業に対して更なるエコ活動を啓発し、アジェンダ 21すいたへの参画を図る。
(8)定時総会運営事業
定時総会における講演会や懇親会などの事業運営経費

●エネルギー部会
(1)北大阪打ち水大作戦
ヒートアイランド現象の緩和を目的に、北大阪打ち水ネットと協働で打ち水の普及を図る。
(2)暮らしのCO2ダイエット
企業の協賛を得て、吹田独自の環境家計簿を作成・配布し、市民の地球環境に配慮したライフスタイルの普及を図る。(説明会・報告会等イベントを予定。)
(3)みどりのカーテンの普及・啓発活動(自然部会との共催)
平成19年度で実施した「吹田みどりのカーテン(つる性植物の窓辺での育成)講座」の経過報告会を行い、収 穫した植物(ゴーヤ)を使ってのエコ・クッキングを実施する。また、各種イベントにおいて「みどりのカーテン」の普及・啓発を図る。(講座開催・マニュアルの配布など。)
(4)すいたエコツアーの企画・運営
地元関西の市場や農業施設等の見学を行い、広く市民に環境保全についての啓発を行うとともに地産地消の環境への有用性を学ぶため、ツアーを企画・運営する。

●資源部会
(1)小売店舗でのマイバッグキャンペーン
市内の商店街に働きかけ、小売店を対象にマイバッグキャンペーンを実施する。
(2)スーパーでのマイバッグキャンペーン
平成19年9月より「すいたマイバッグ推進ネットワーク」において、展開しているスーパーでのマイバッグキャンペーンを継続する。昨年、取組を行ったスーパーについても、再度キャンペーンを展開するとともに、新たな店舗の参加を募り、運動の拡大(レジ袋無料配布中止実験やレジ袋減らし隊の取組み)を図る。また、取組優良店等に対する表彰について検討する。
(3)市民公開見学会の開催
市民を対象に公開見学会を実施し、市民に学習機会を提供する中で、地球温暖化防止への意識啓発を図る。また、会員数の拡大に努める。(環境教育部会のすいたエコツアーと協働で検討する。) 
 
●自然部会
(1)みどりのカーテンの普及・啓発活動(エネルギー部会との共催)
平成19年度で実施した「吹田みどりのカーテン(つる性植物の窓辺での育成)講座」の経過報告会を行い、収穫した植物(ゴーヤ)を使ってのエコ・クッキングを実施する。また、各種イベントにおいて「みどりのカーテン」の普及・啓発を図る。(講座開催・マニュアルの配布など。)
(2)緑のジュータン(校庭芝生化)推進計画
校庭の芝生化に向けて、調査研究及び学校等への調整を図る。また、先進事例の見学会等を実施し学習するとともに、試作的に芝生化を図る。
(3)神崎川エコアップ作戦
「神崎川周辺をまち歩きする路地裏探検ツアー」として、さくらまつりへの参加・出展等を行う。その取組みを通して、まちなかの様々な魅力を発掘し、人と川が近づける仕組みを考える。

●交通部会
(1)すいすいバス利用促進でCO2削減
すいすいバスをより多くの住民が利用することによって、自家用車や地域内を走るマンション専用バスの利用を減らして、CO2削減を目指す。
(2)自転車向け吹田みちマップ作成
自転車の利用促進のために、歩行者や車と上手く共存して、自転車が走りやすい道を調査して、マップを作成する。今後開発予定の東部拠点との関連から岸部地域をターゲットとする。

●環境教育部会
(1)すいたエコツアーの企画・運営
企業や団体組織の環境に配慮した施設や取組みを見学し、広く市民に環境保全についての啓発を行うため、ツアーを企画・運営する。(資源部会の市民公開見学会と協働で検討する。)
(2)すいたエコ検定の企画・構築
自己の生活様式がどの程度、地球環境に負荷をかけているか等を知っていただくため、すいた環境検定をウェブ上で配信する。参加者ごとに得点を出し、その段階ごとにアドバイスをするような形式とする。
(3)天の川すいた(市内環境イベント情報メールマガジン)の配信の拡充
市内の環境イベント情報に関するメールマガジンを配信し、環境情報やイベント等を一般に広く伝え、環境保全に対する啓発を行う。
(4)レインボーすいた(環境学習プログラム)の拡充
平成19年度に公開した「レインボーすいた」の登録件数を拡大するため、会員への啓発活動を行う。また、講座の利用状況を調査したうえで、冊子化の検討を図る。
(5)環境教育フェアへの出展・啓発事業
環境教育フェアにおけるアジェンダ21すいたの出展に伴い、部会活動を啓発することのできるパネル等を作成する。

page4,5
財団法人千里リサイクルプラザ
における環境保全活動

「まぜればごみ 分ければ資源」小さな意識改革が未来環境を大きく変えます。 人と地球にやさしい暮らし一緒に考えませんか・・ 吹田市資源リサイクルセンター(愛称:くるくるプラザ)はそんな空間です。
過去におけるごみ処理は市民の目に触れないところで行われていましたが、このくるくるプラザの計画にあたり「ごみは資源」との考えにより、処理過程を市民に見てもらえるように見学コースを設けました。この施設を管理する組織として、1992年(平成4年)3月16日に財団法人千里リサイクルプラザが設立され、同年 11月1日に吹田市資源リサイクルセンター(愛称:くるくるプラザ)としてオープンしました。当時しては先駆的な発想から誕生した施設でした。今でも海外を含めた多くの見学者が来場されています。
当財団は大きく2つの活動を実施しています。
一つは財団の独自運営で行われている研究所の市民研究活動で、53名の市民研究員による8つのプロジェクトがあり、各種環境学習支援プログラムと出前講座を通じて吹田市と近隣都市の市民活動を支援して
います。
二つ目はくるくるプラザの6つの市民工房を活用した体験型活動などで、吹田市の受任により「吹田市資源リサイクルセンター」を運営しています。また、環境活動をされている団体を支援するために貸室が利用できます。
財団では、市民の参加のもとに、ごみ問題を通じて地球規模の環境保全と資源の有効利用に貢献できればと考えています。 (ホームページ http://www.infomart.or.jp/kurukuru/ )

●研究所(市民研究活動)
8つのプロジェクトの紹介
1.染色講座活動プロジェクト
不用の布を染色して再利用することの大切さを、公民館、小学校や大学で発表、実践や出前講座を行い、染色講座を実践します。
2.イベントのごみゼロプロジェクト
参加の皆さんにごみの分別に協力してもらい、ごみの減量に取り組んでもらいます。使い捨てのライフスタイルを見直し、繰り返し使えるリユース食器の貸し出しもします。
3.手作りおもちゃと環境学習プロジェクト
廃品を利用して、創意工夫、作る面白さ、遊ぶ楽しさを体験できます。環境川柳カルタの展示やカルタ大会の開催を行い、ごみと環境問題の啓発・意識の向上に努めます。
4.エコ体験プロジェクト
ごみの削減を啓発しながら、循環型社会の形成と、ひいては持続可能な社会の形成へと努力します。市民や児童を対象に出前講座を行うことで、体験・感動・楽しみをコンセプトに3Rを啓発します。
5.環境にいいお店を作り隊プロジェクト
昨年度は“吹田市”“アジェンダ21すいた”と協働でマイバッグキャンペーンに取り組みました。
6.温暖化について考えよう!プロジェクト
温暖化防止に寄与できる実践のあり方を市民や市民研究員に発信し、行動の指針となるようにします。
7.たまごプロジェクト(もったいない食料廃棄と家電リサイクルを考える会) わが国の食料自給の実態の把握、率向上の調査を行うと同時に、リサイクルへの取り組みを研究します。
8.環境学習支援隊プロジェクト(エコキッズ)
研究員の知識成果を地域学校の子供たちに教え、学校の要望に応えられる授業を構築します。

●市民工房
くるくるプラザ4階には廃棄物を利用して創意工夫、作る楽しみ、遊ぶ楽しさが体験出来る6つの市民工房があります。

1. 衣類の工房
タンスに眠っている和服や洋服をリフォームして、新しく甦らせます。また、使えなくなった雨傘から買い物用マイバッグを作って販売もしています。
2. 陶芸・紙すき・染物の工房
陶芸教室や、主に牛乳パックから「葉書」や「しおり」をつくる紙すき教室があります。 玉ねぎの皮など 自然の材料で染物教室も開催しています。 貸室にもなっていて、グループなどで利用出来ます。
3. バーナーワークの工房
ガラス棒を溶かしてイヤリングやペンダントを作る「バーナーワーク」、花模様のガラス粒からブローチ、ペンダントを作る「フュージング」をしています。
4. 自転車の工房
自転車の修理・点検のアドバイスや、ごみとして捨てられた自転車の部品を使って、再生自転車を作り市民に提供しています。
5. ガラスの工房(吹きガラス)
資源ごみとして収集されたビンを溶かし、コップや花びんな どを作るガラス工芸をしています。
6 .家具・木工の工房
木製家具の修理のアドバイスや、ごみとして捨てられた木製家具を補修しています。また、さまざまな工具を使って木工製品を作ることもできます。

昨年度は、工房利用者が延べ2,046名、前年度に比べ 200名の増加だそうです。各工房の再生成果品は、プラザの展示販売室や各種イベントで販売しています。 情報誌も年3回発行し、広く市民にプラザの存在を知ってもらい利用してもらえるよう努めています。

●取材の感想
ソフトの面から、大阪府下一円で、ごみの3R(発生抑制・再使用・再生利用)を促進し、快適な生活環境の創造と循環型社会の構築に貢献する目的で、吹田市が主導し、大阪府下の139者(社)が出資して設立された、第3セクター方式の公益法人だと伺いました。
発足当初から、ごみ処理の現場に見学コースを設けたり、市民参加による研究所や市民工房を併設するなど、他団体における同様施設の先駆けでした。
財団発足当時はバブル期後期とはいえ、新しい環境創造のために、多数の方々の協力が得られたのは、発想の新鮮さに加え、関係者の非常に大きな熱意の賜物だったのでしょう。

page6
すいたシニア環境大学第7期生の
入学式が行われました。(吹田市)

すいたシニア環境大学第7期生入学式が、6月17日(火)メイシアター・レセプションホールにて開催されました。第7期生は男性14名、女性8名の計22名で、例年に比べ女性の比率が高くなっています。残念ながら定員を割ってしまいましたが、個性的で元気いっぱいのメンバーが集まりました。

まず、学長である阪口市長、それから語り部会池田会長
より入学生に向け期待のあふれる激励のメッセージが送られました。次に、学生代表から環境問題に取り組む熱意と情熱がみなぎる挨拶がありました。

その後のオリエンテーションでは、事務局より今後の授業の進め方についての説明及び質疑応答が行なわれました。
休憩を挟み、最初の講義、ノートルダム女子大学の菅井教授による基調講演「環境問題全般について」が行なわれました。考え、行動することの重要性やバランス感覚の必要性、それから環境問題の解決にあたり、その根本にある原因をつきとめ、改善していくことが重要であるということなど環境問題に対しての取り組み方について述べられました。7期生の皆さんは真剣な眼差しで熱心に耳を傾けていました。

講義の後は、1班から4班までの班ごとに分かれ、各班で自己紹介、そして班長をはじめとする役割を決めました。初めて出会った方同士ですが、各班ともスムーズに決まったようです。今期はレクレーション担当を新たに設け、編集、テーマ委員と全ての学生が何らかの役割を持つことになりました。

今後は来年2月まで、座学・フィールドワーク及び学生による自主企画講座等バラエティーに富んだ講義を通して環境に関する知識を身に付けていただきます。所定の単位を取得し終了した後は、
「環境(エコ)の語り部」となって、小・中学校での環境教育支援や地域での環境保全活動の実践に活躍していただきたいと思います。

すいたシニア環境大学事務局(吹田市地球環境課内)
TEL 06(6384)1782
E-MAIL chikyuka@city.suita.osaka.jp
ホームページ http://www.city.suita.osaka.jp/kobo/chikyu/page/010552.shtml

page7
「すいた環境教育フェア2008」に
出展しました。

6月21日(土)メイシアターにおいて「すいた環境教育フェア2008」が開催されました。
アジェンダ21すいたからは、全体事業として「みどりのカーテン講座」、エネルギー部会として「竹のひしゃく作り」を出展しました。

●みどりのカーテン講座
みどりのカーテン(つる性植物の窓辺での育成)を普及啓発し、涼しい夏を過ごしていただこうと、植え方や育成方法のミニ講座を行いました。みどりのカーテンが地球温暖化の防止やヒートアイランド現象の緩和に役立つことを説明すると、参加者は興味深く聞いておられました。
また、会場には、アジェンダ21すいた会員が育てたみどりのカーテンのプランターを展示しました。多くの来場者が、見事に育ったカーテンに関心を持って見ておられました。
講座に参加いただいた方には、無料でゴーヤの苗(全部で208株)をお配りしました。講座終了までで、100名以上の方に苗をお配りし、家庭で実践していただくよう啓発を行いました。

●竹のひしゃく作り
ヒートアイランド現象の緩和に役立つ打ち水を家庭で実践していただくために、「いずみの園」入り口近くに設置したテント内で、すいた環境学習協会・エコクラフトクラブ11名が講師となって、来場の子供達を中心に竹のひしゃく作りの指導を行いました。
子供たちは工具を使いながら、ひしゃくのカップ部分と柄の部分の組み立てを行いました。午前10時半から午後4時までテント内は常時満席で、自作の 108本の竹のひしゃくを持って帰っていただきました。
また、打ち水に関するアンケートを行ったところ、 111名から回答をいただき、ステッカーとうちわを渡しました。

関連記事

最近の記事

  1. 吹田で昆虫さがしと気象のお話し

  2. お出かけには(お得な)マイカップ・マイボトルを!!

  3. 映画上映会を開催します!

アーカイブ

TOP