アジェンダ21すいた定時総会・講演会

2013.6.22
アジェンダ21すいた定時総会・講演会
速報) 

平成25年度アジェンダ21すいた 定時総会(速報)

平成25年度のアジェンダ21すいた定時総会を6月22日(土)、千里市民センター多目的ホール(千里ニュータウンプラザ内)で開催しました。
議案の審議では活発な議論がされ、全ての議案が承認され、引き続き三輪信哉さんが代表として選任されました。
今年度はフラッグシッププロジェクトとして「歩きたくなるまちづくり」を
提案しました。これは吹田市環境基本計画の重点プロジェクトである「地球温暖化・ヒートアイランド対策」及び「車社会からの脱却」をめざすものです。
また、当面の活動方針としては、フラッグシッププロジェクトの推進に向け、部会を超えたイベントを行なうことや、部会活動の活性化をめざし、自ら行動することを重視した取組をすすめることなどを提案し、承認されました。
議事審議後は、本会の代表である大阪学院大学国際学部教授三輪信哉さんによる「エコなライフスタイルを考える~歩きたくなるまちづくり」と題した講演会を行いました。
講演会では、ウォーキングは健康につながる、ということから、「健康PDCAサイクル~健康すごろく」と題して、自身が体質改善をめざし、食事改善、体重管理、ウォーキングなど、取組まれた結果もおもしろおかしく話されました。適正なBMIを保つために必要なカロリーや、健康な足腰を保つため、なぜ一万歩歩いたほうがいいのかなど、数値的な根拠も示されました。また総会ではなかなか説明しきれなかったアジェンダが今年のフラッグシッププロジェクトとして「歩く」をテーマにして取組む意義についても説明されました。
総会の準備から当日までご協力いただいた皆様、参加いただいた皆様、ありがとうございました。
*総会議事録については後日掲載します。

議事概要
平成25年度アジェンダ21すいた定時総会 議事概要
1 日時:平成 25 年 6 月 22 日(土)午後 1 時 30 分から
2 場所:千里市民センター 多目的ホール
3 正会員の現在数 92 人
4 出席者数 66 人(内訳 本人出席者 31 人 書面表決者 27 人 表決委任者 8 人)
5 審議事項
(1)第 1 号議案 平成 24 年度事業活動報告承認の件
第 2 号議案 平成 24 年度収支決算書承認の件
平成 24 年度事業活動報告及び決算書に関する監査報告
(2)第 3 号議案 平成 25 年度事業活動計画承認の件
第 4 号議案 平成 25 年度収支予算書承認の件
(3)第 5 号議案 役員選任の件
6 議事の経過の概要及び議決の結果
水川晶子氏を司会進行役として、総会が開会した。
三輪代表があいさつを行い、来賓の吹田市長、井上哲也氏があいさつを行った。
司会進行より出欠状況(正会員総数 92 名:本人出席 31 名、書面投票 27 名、委任状出
席 8 名、欠席者 26 名)が報告され、総会成立宣言が行われた。
司会一任により、五反田光二氏を議長に選任し、議事に入った。
議長より議事録署名人に小田信子氏及び池渕佐知子氏を指名した。
議長の進行により、下記のとおり、議案審議を行った。
(1)第 1 号議案「平成 24 年度事業活動報告承認の件」・第 2 号議案「平成 24 年度収支決
算書承認の件」について
議長は第 1 号議案、第 2 号議案について一括審議とし、それぞれ三輪代表、事務局より説明をさせ、寺西信明監事より平成 24 年度事業活動報告及び決算書に関する監査報告をさせた。
議長がこれを議場に諮ったところ以下の質疑が行なわれた。
質疑応答
【A氏】交通部会で活動をしている。平成 24 年度のフラッグシップ事業は何か?また今年度は節エネ・再生エネ事業はどうなるか。
【代表】幹事会では全体事業のフラッグシップの件を集中的に検討してきたため、節エネ・再生エネについて、新規事業として展開できなかった。また、フラッグシッププロジェクトは、三者が協働で取り組める事業として今回の見直しの中から導入してきたものであり、平成 24 年度には明確にはなかった。
第1号議案及び第2号議案について、議長が議決を求めたところ、全員異議無く、原案どおり承認可決した。
(2)第 3 号議案「平成 25 年度事業活動計画承認の件」・第 4 号議案「平成 25 年度収支予
算書承認の件」について
議長は第 3 号議案、第 4 号議案を一括審議とし、第 3 号議案について、全体事業を代表から、部会別事業を田中氏から、第4号議案について事務局から説明をさせた。また、交通部会の事業計画については現在検討中である旨の説明をさせた。
議長がこれを議場に諮ったところ以下の質疑が行なわれた。
質疑応答
【B氏】予算案にある協賛金だが、昨年も予算に上がっているが収入がなかった。収入の裏づけはあるのか?
【事務局】この協賛金は「暮らしの CO2 ダイエット」の取り組みに対して企業より毎年、いただいてきたもの。昨年は事務局の不手際もあり、協賛依頼ができなかった。今年度はあらためて企業に協賛依頼をしていきたい。
【B氏】このお金は誰が払うのか。
【事務局】この協賛金というのは、「暮らしの CO2 ダイエット」の取組みに協力をいただく、ということで、印刷代などとして企業からいただいているもの。
【副代表】補足で説明させていただく。「暮らしの CO2 ダイエット」参加者に記入してもらう冊子を印刷している。それに協賛いただいた企業の名前を掲載してきた。昨年は幹事会でも確認をしなかったので申し訳ない。
【C氏】今年度、40 万円を計上しているフラッグシッププロジェクトは具体的にいつどのように会員や市民に呼びかけるのか?総会の場でなぜもっと具体的に訴えていかないのか。せっかく会員が集まっている場であるのに。目に見える形で説明していただきたい。
【D氏】アジェンダをせっかく新しくしようとしているのに、予算書等見ても、新しいことが何も出ていない。具体的なことを聞かせてほしい。
【代表】紙面に表れていないのはお詫びしたい。フラッグシッププロジェクトとして歩きたくなるまちづくりは昨年秋の臨時会議で会員の皆さんにも承認していただいた。その中で、環境というのは観光であるとか、健康であるとか、非常に幅が広い、そういった取組みをすることで持続可能な社会を築くことができる、という意見をいただいた。現段階では最終的なプランは提示できないが、10 月 26 日(土)に歩くことをテーマにしたイベントを考えている。できるだけ若い人の意見をいただくため、これまでに関西大学の学生と意見交換を行い、多くの市民の方が喜んで取り組めるイベントを企画している。
ただ、初年度ということもあり、いきなり多くの団体と連携して行うのは難しく、実験的な形で小規模のイベントを考えており、成果を見ながら今後検討していきたい。
【A氏】今の回答でも納得できるようなイメージが湧かない。「歩きたくなるまちづくり」
を考えた場合、例えばソフトの面で言えば、吹田は歩きやすい、公園も多い、といったような宣伝をするのもひとつかと思うが、アジェンダ21すいたが目指しているものがなんなのか、と考えたときに地球温暖化・ヒートアイランド対策としての車社会からの脱却を推進する方策として、歩きたくなるまちづくり、を推進するというのであれば、具体的に何をするのか教えてほしい。そして今の各部会の活動と、この全体事業との関
係はどうなるのか。全体事業の一番目に今後もあり方を検討する、と挙げているが、イメージできない。
【代表】本市の特徴としては駅が多く、インフラの充実がある。高槻市や茨木市で考えると北に山を抱えているので、どうしても車やバスが必要になってくる。そういった点を考えると、吹田市のインフラは CO2 を削減できるシステムを持っていると言える。あとはどれだけその利用度を上げていくか、歩く人が増えるかということ。もっと公共交通の利用をすることが環境にやさしいんだ、という意識付けができれば CO2 の削減、という効果も出てくる。歩くということでは、排出削減以外にも景観を良くする、や自然を愛する、とか文化等様々な分野へ波及すると思われるが、最初はスロースタートで考えている。
【D氏】10 月に行事をやる、ということだが、その後どうするのか。「歩きたくなるまちづくり」というのは実は交通部会で検討してきたことで、アジェンダとして取組むということになったのは結構なこと。交通部会としては環境基本計画に無いような未来の交通、というものに
取組んできたが、これは中断することにした。吹田は坂道が多い。そういう視点から自転車利用の活動を挙げた。他の部会は何にも新しいことがなく、今までと同じことしか考えていない。これではだめだ。
【E氏】今の発言の内容に抗議したい。環境教育部会では今までと同じ事業もあるが、全て、今後を考えた上での提案であるし、他の部会でもそう思う。なんら発展性がないような発言に対して抗議する。
【B氏】このフラッグシッププロジェクトに対して 40 万円という予算のおおまかな裏づけを聞かせてもらえたら皆、納得する。今のままではこの予算案は承認できない。
【代表】今のところイベントの案が明確に決めれていない。経費を本来であれば詳細に示すべきだと思うが残念ながらそこまで進んでいない。スタートライン、ということで計上した。
【副代表】補足させていただく。みんなで話し合える場とか、歩くことについての講演会を開催するための謝礼や学生さんへのバイト料等が考えられる。そういったことを考えると 40 万円は多いのかもしれないが、これだけあれば安心、という金額である。
【F氏】この場に詳しい内容が示されていない、ずさんな計画に 40 万円も出せないというのが皆の意見であると思う。この予算はいったん取消し、予備費に入れてはどうか。幹事会でより詳しい内容が決まった時点で、あらためて予備費から幹事会の承認を得たということにすれば、私は納得できる。そういう方向で提案する。
【B氏】こんなどんぶり勘定の予算で、何に使うかわからないから、予備費に入れとけ、というような話になってしまう。40 万円の内訳を小さいことまで求めているわけではない。ざっくりした予算裏づけをきかせてもらいたいが。
【G氏】自然観察会で活動している。すいたエコ検定について、副読本の改訂がなされていないためとあるが、どういう関係か。副読本は作成にもかかわっていた。これとエコ検定の見直しとの関連性がよくわからない。
【E氏】エコ検定の中では学校で使用している副読本の一部を引用しているため、副読本の改訂がされないということで、最新の情報を得ながら問題や解説の見直しを図りたいというもの。
議長より休会の提案があり、いったん休会後、議事を再開した。
【代表】幹事会のメンバーで休憩中審議して、フラッグシッププロジェクト予算について、多数決によりみなさんにお諮りしたい。フラッグシッププロジェクトそのものについては秋に行なった臨時会議において皆さんの承認をいただいている。
【H氏】フラッグシップの予算 40 万円について、あいまいだから認められないという意見だが、今日の説明でだいたいのことはわかったと思う。イベントの日も決まっている、中身も歩くにからめての内容ということもわかった。学生に協力をしてもらうための人件費もいる、ということがわかった。そしてアジェンダの役員を信頼しているし、団体から役員として出てもらっている委員のことも信頼しているので、私は原案のままで支持する。
【E氏】提案内容はおぼろげであったため、Fさんより意見があり、使い方については幹事会に一任するという趣旨であったと思うが、幹事会だけで決めていいのかという考えがあったので、今回 40 万で提案した。もし予備費に積むということは金額も含め幹事会に一任いただけないとこの事業はできないということになるので、それも含めて考えて
いただきたい。
議長が第 3 号議案について及び第 4 号議案について、F氏及び幹事会からの提案どおり多数決により議決を求めたところ、議案書の修正案に賛成が 13 人、原案通りが出席者のうち 18 人、決議投票書賛成 27 名、委任状 8 名、合計 53 票、原案通り承認された。
議決後質問があり、議長が認めたので、以下の質疑応答を行なった。
質疑応答
【C氏】ホームページの運用で 30 万円の予算となっているが、昨年度の 3 倍であるが具体的にどういう内容か。
【事務局】ホームページについては古い作りになっており、分かりやすくリニューアルをしたい。委託することになれば少なくとも 30 万円はかかるためこの予算を組んでいる。
(3)議長が第5号議案について、事務局より提案をさせた。
第5号議案について、議長が議決を求めたところ、全員異議無く、原案どおり承認可決した。
互選により引き続き三輪代表、副代表に水川氏、会計に渋谷氏が選任され、報告があった。
以上、すべての審議が終了し、議長を解任した。
以上、定時総会(議案審議)が閉会した。

関連記事

最近の記事

  1. みどりのカーテン講座

  2. 気候変動と未来世代

  3. 映画とセミナー「再エネ増やし、未来ある日本を」

アーカイブ

TOP