「生物多様性に配慮した庭づくり」展示

2011.7.16
博物館で「生物多様性に配慮した庭づくり」展示(自然部会)

ガーデニングが地域の自然を壊す

まちの緑化や庭づくりは、
よりよい景観をつくり、心を
なごませてくれます。またヒ
ートアイランド現象の緩和
や、地球温暖化防止にも役
立ちます。
ところが、生物多様性を損
なう要因になることがある
のです。なぜでしょうか。
企画・制作
アジェンダ21すいた自然部会
参考:兵庫県立淡路景観園芸学校 COP10 パンフレットなど
写真:草花写真館ほか
●影響
1.野生化することで、在来種の生育
の場所を奪う。
例:あたり一面セイタカアワダチソウだらけになるなど。
2.交雑することで、在来種(地域固有
の系統)の独自性を損なう。
例:キキョウ、ブナ
同じ植物種でも、地域が違えば別の進化を遂げて形もさまざま。●野生化しにくい植物を使おう!
帰化植物の図鑑に出てくる園芸植物は避けよう!
外来種でも、簡単に野生化するものでなければ、地域の生物多様性に及ぼす影響はあまりない。
*園芸植物の90%は野生化しない。例:サルビア、パンジーなど
野生化しにくい植物を見極める努力をしていこう。
2.地域の在来種と交雑しない
園芸植物(在来種と近縁でない植物)を使おう!
在来種を使うときは、その地域の系統を使おう!
外来種でも在来種と交雑しないものは OK!
在来種で、かつ地元産のものであれば OK!例:エゴノキなど
在来種であっても、他地域産のもの(国内外来種)はアウト!
エゴノキ
サルビア●在来種で植栽するなら、地元産の植物を使うこと!
そうでなければ、野生化しにくく、在来種と交雑しない外来種を使
うのも一つの手段。この考え方をもとに庭を作ってみました。
生物多様性に
配慮した庭
生物多様性を
脅かす庭タイトル
ガーデニングが地域の自然を壊す!?
~生物多様性に配慮した庭づくりの方法~

日 時:8月23日(火)
10時30分~12時30分
場 所:吹田市立博物館 講座室
講 師:澤田佳宏さん
兵庫県立淡路景観園芸学校
景観園芸専門員
参加費 無料 申し込み 不要
地域内のいきものの豊かさと、地域ごとのいきものの独自性を大切にするために、私たちはどんなことに気をつければいいのか、身近なガ
ーデニングをテーマにしたお話です。
地域の緑化やまちづくりへの視点が変わるかも!

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