ニュースレター第32号

ニュースレター第32号(PDFファイル)平成26年10月25日発行

第32号
P1 自然・環境フォーラムに参加
P2 第2回すいたエコウォーク予告編
P3 廃油キャンドル作り講座(資源部会・エネルギー部会)         P4 吹田市立博物館夏季特別展に出展しました(自然部会)        P5 守りたい野草の観察会(自然部会)                        P6 大学と研究機関による省エネルギーワーキンググループ     P7 連載企画!あなたが見つけるエコなお店in すいた(資源部会)

page1
吹田青年会議所 吹田青年会議所 創立45周年記念事業
自然・環境フォーラムに参加

 8月23日(土)、国立民族学博物館にて「吹田の自然・環境フォーラム おもしろ自然博~これでばっちり?!夏の自由研究~」が開催されました。フォーラムに先立ち実施された「子どもキャンプ 自然の中で環境について考えよう」に参加した吹田市内の小学生たちも含め、230名もの市民の方が来場されました。

市内環境団体による 市内環境団体による活動報告                 フォーラムでは市内の環境団体からの活動発表があり、「アジェンダ21すいた」からは水川副代表が風呂敷に包んだペットボトルを見せながらの資源部会のマイバッグ推進の活動紹介や各部会の活動を紹介しました。また、11月に開催予定のエコウォークの宣伝も行い、集まった市民の皆さんに日頃の活動を知っていただくよい機会となりました。その他にも「NPO法人すいた市民環境会議」「NPO法人すいた環境学習協会」「紫金山みどりの会」がそれぞれ活動発表されました。
 猛暑の中、たくさん集まってくださった皆さんに効果的にPRすることができました。                      

エコ実験パフォーマンスやや子どもキャンプの 発表も!                  子どもたちお待ちかねの、エコパフォーマー「らんま先生」によるエコ実験サイエンスショーでは、会場の子どもたちを巻き込んでのユーモアあふれる不思議な実験や、大道芸なども披露され、大人も子どもも大いに盛り上がりました。
 今回のフォーラムを通じ、普段の生活の中で自然や環境について、大人も子どもも考えるよい契機となったことと思います。

page2

第2回 すいたエコウォーク“エコ歩きで え~ことあるよ”予告編 “

 アジェンダ21すいたのフラッグシッププロジェクト「歩きたくなるまちづくり」にちなんだイベント「すいたエコウォーク」を11月15日(土)に開催します。
 開催まで、あと一月を切り、フラッグシッププロジェクト実行委員会での検討も佳境に入ってきました。
 今号では、3つのコース、それぞれの見どころの一部をご紹介します。ぜひ、多数のご参加をお待ちしています。

江坂コース 約3.5Km
 江ノ木公園(防災公園)をスタートし、廃油の回収場所の江坂花とみどりの情報センターを経て、糸田川を横断し、ゴールをめざします。途中、カフェでのマイボトルへの給茶体験もあります。

豊津コース 約3Km
 阪急豊津駅前をスタートし、今春開校した大和大学キャンパスを抜けて、ゴールを目指します。
 府内で早くから整備された防災セーフティロード(西の庄)は、災害時に役立つ仕組みがコンパクトに組み込まれています。

吹田コース 約3Km
 JR吹田駅前をスタートし、目俵体育館からやすらぎ苑、味舌水路遊歩道を歩いてゴールを目指します。
 経路の一つである旭通商店街では、環境と経済の共生モデルとして、夏にうれしい ドライミストや太陽光発電設備を設置し、地域の活性化につなげています。

いずれのコースも内本町コミュニティセンターがゴールです。

page3
廃油キャンドル作り講座(資源部会・エネルギー部会)

 台風11号の影響で8月10日(日)から24日(日)に変更になったにもかかわらず、会場の吹田市立博物館には、30組の親子の方々が参加してくださいました。

廃油からキャンドルに
 当日は6つのテーブルに分かれ、一人3個ずつガラスのコップが配られ、講師の資源部会の水川さんから作り方の説明を聞きキャンドル作りがスタートしました。 子ども達はすこし緊張した様子で各テーブルのスタッフと一緒に作業を進めていました。
 今回は黄色・オレンジ色・赤色のクレヨンを用意し、それぞれのコップにカッターナイフで削っていき、熱した廃油に凝固剤を入れて溶かしたものをそれぞれのコップに流し入れていきました。子ども達はそれぞれ慎重にカッターを使っている様子でした。

「楽しかった」と子ども達の声
クレヨンがよく溶ける前に固まりはじめてしまったり、ローソクの芯が固定しなかったり、ローソクの表面が滑らかにならなかったりといろいろとアクシデントもありましたが、最後に聞いた一人ずつの感想は、「楽しかった」、「きれいなキャンドルが作れてよかった」という子ども達が多く、お手伝いさせていただいたメンバー一同、大変うれしかったです。
改善点もまだありますが、身近にある廃油が美しいキャンドルに生まれ変わるこの講座を今後も広めていけたらと思う一日でした。

page4
吹田市立博物館夏季特別展に出展しました(自然部会)

 毎年、吹田市立博物館の夏季展示に参加し、みどりのカーテンの実物展示、生物多様性についての啓発展示、環境講座を行うなどして市民の皆様への啓発に努めています。

みどりのカーテンの展示
 今年も博物館3階広場に大きなみどりのカーテンとゴーヤのクイズを展示しました。7月19日~8月24日までの夏季展期間に合わせるため、5月の中頃に市民の有志の方にも手伝っていただいてネットの設置や苗の植え付けを行いました。苗が伸び、ゴーヤの雄花が咲き、雌花が咲いて、たくさんの実が立派なゴーヤに成長する様子を、子どもたちや市民の方々に見ていただけました。また、葉影の涼しさやゴーヤのクイズも楽しんでもらえました。

三輪代表の講座「吹田の環境の次の10年を考えてみる」
 市民向け講座として、アジェンダ21すいたの三輪 信哉代表による講演会「吹田の環境の次の10年を考えてみる」では、持続可能な社会への取組の次の10年についてどう考えるか、というお話をしていただきました。身近な内容でわかりやすく楽しい講座でした。
   ・地球温暖化や二酸化炭素についての現状や方向性の解説
   ・環境行動はそれぞれの家でのちょっとした心がけが大事
   ・「もの」のライフサイクルから考える見方を養う
   ・省エネは省マネー
   ・エコロジーはエコノミー?

その他さまざまな講座や展示                            会場の吹田市立博物館では、期間中、さまざまな講座や展示がありましたが、中でも2階入り口前に設置された、「なにわ伝統野菜」に関する実物展示は大変興味深いものでした。吹田慈姑(スイタクワイ)、鳥飼茄子(トリカイナス)、毛馬胡瓜(ケマキュウリ)、服部越瓜(ハットリシロウリ)、勝間南京(コツマナンキン)、大阪しろな(オオサカシロナ)等、畑以外の、条件の悪い場所では育てるのは難しいと思われましたが期間中に成長し、花や実の成長が見られて、市民の皆様にも好評でした。地産地消への関心につながったのではないでしょうか。

page5
守りたい野草の観察会(自然部会)

 9月30日(火)、吹田に生息する希少な野草を観察するため、阪急北千里駅近くの野原を散策しました。当日は講師にすいた市民環境会議の平 軍二 さんをお迎えし、一般の応募者が25名で、総勢32名が参加した観察会でした。
 吹田の野原は、年2回の草刈りが継続されています。この草刈りの頻度が、吹田の希少種の生育条件に合致していたため、昭和30年代まで日本中にあった里地景観を彷彿とさせる植物が密かに生き続け、花が咲いていると平さんは語っておられました。

吹田の希少種(4種)を探して野原を歩く
ヤマサギソウ
(大阪府絶滅危惧Ⅰ類)
花は6月に咲きます。当日は痕跡もなく観察不能でした。                 イヌセンブリ(大阪府絶滅危惧Ⅱ類)
当日はつぼみが膨らんでいました。
アイナエ(大阪府絶滅危惧Ⅰ類)
あまりに小さい花で、肉眼で観察できる限界で、当日は葉と白い花を観察しました。
スズサイコ(大阪府絶滅危惧Ⅱ類)
緑葉と、グリーンの実を観察しました。

 上記以外にも、当日は、アゼガヤツリ、アレチヌスビトハギ、オガルカヤ、メリケンカルカヤ、メガルガヤ、クズの花、ツリガネニンジン(紫・白)、ボントクタデ、ワレモコウなど、吹田の希少種、その他多くの植物を観察できました。
 人間は自然が作り出した多様な植物と暮らしています。人間の活動によって植物の種類が減少し多様性が損なわれると、人類の生存基盤が脅かされる可能性があります。
 持続可能な社会は、自然生態系が健全であり続け、将来もその恩恵を引き続き得ることを前提としています。この観察会で生物多様性について色々考えることができました。

page6
大学と研究機関による省エネルギーワーキンググループ会議 グループ会議 in 大和大学

 吹田市では、市域でのCO2排出割合の高い業務部門における省エネルギー・省CO2を推進するため「大学と研究機関による省エネルギーワーキンググループ」を設置しています。年2回、情報交換や意見交換、学習会等の交流を行い、各組織による取組の推進に活かしています。
 本年4月、吹田市片山町に開学した大和大学を新たにメンバーに迎え、第7回となる会議が9月2日(火)に開催されました。

参加組織
 大阪大学・関西大学・大阪学院大学・千里金蘭大学・大和大学・
 大和大学・国立民族学博物館・吹田市
会議の主な内容
 ●平成25年度のエネルギー消費状況及び節電対策の各組織取組紹介
 ●意見交換、情報交換
 ●施設見学(大和大学)

 会議は座長である大阪大学大学院工学研究科の下田教授により進められ、各組織のエネルギー消費状況、節電の取組が紹介された後、活発な意見交換が行われました。
 その後、会場である大和大学の施設見学が行われました。大和大学には教育学部と保健医療学部があり、中でも、吹田市内の大学にはない「総合リハビリテーション学科」が注目を受けています。普段、見ることのできない施設や設備を見学することができ、参加メンバーは目を輝かせていました。
 アジェンダ21すいたへの入会も正式に決まった大和大学さん。今後、さまざまな場面での連携が期待されます!

page7
連載企画!あなたが見つけるエコなお店in すいた(資源部会)
マイボトルを持っておでかけしよう マイボトルを持っておでかけしよう

 ペットボトルに入った飲料が、コンビニや自販機で簡単に手に入るこの頃ですが、飲み終わったあとの容器はリサイクルできるとはいえ、1度きりの利用で不用物やごみになってしまいます。国内での清涼飲料水用ペットボトル需要量は年間約53万トン。国民一人当たりにすると、1年間に約180本(500ml換算)も使用していることになります。
ところが、マイボトルを持って行き、中身だけを入れてもらうと、容器のごみは出ません。環境省ではマイボトルを奨励しています。そんなカフェが、吹田市内でも増えてきました。スターバックスカフェは平成25年7月25号で紹介しましたが、他にもマイボトルでコーヒーや紅茶が買えるお店が見つかりました。2店舗に同じ質問をし、回答をいただきました。

質問項目
 ①ボトル持参でいくらの値引きをしてもらえるのか
 ②どのくらいの持参者がいるのか
 ③始めた時から広がっているのか
 ④マイボトルキャンペーンの広報・宣伝に ついて
 ⑤環境省の取り組みに参加するようになった きっかけ
 ⑥店内で利用するカップは選べるのか
(マグカップと紙コップ)
 
[エクセルシオール カフェ江坂広芝店]
住所:広芝町10-35 江坂南口第2ビル1F
電話:06-6385-0171
 ①20円
 ②ほとんどいらっしゃいません
 ③広がってはいません
 ④HPで告知
 ⑤環境省からの積極的なアプローチがあったため
 ⑥おいしさの追求と環境面の配慮から、基本的にはマグで提供しています

[タリーズコーヒー パシフィックマークス江坂店]
住所:豊津町9-1パシフィックマークス江坂1F
電話:06-6319-9848
①30円
②非公開
③広がっています
④各地方自治体でエコキャンぺーンをしているときにお声掛けいただきその都度参画しています
⑤創業当初からの取組です
⑥選べます

 マイボトルでコーヒーを飲むと、ごみが減り、値引きをしてもらえるので、お財布にもうれしい。あなたもおでかけにはマイボトル持参で、環境に良い行動をしてみませんか?

 

関連記事

最近の記事

  1. 吹田で昆虫さがしと気象のお話し

  2. お出かけには(お得な)マイカップ・マイボトルを!!

  3. 映画上映会を開催します!

アーカイブ

TOP