ニュースレター第29号

ニュースレター第29号 (PDFファイル)平成26年1月25日発行
P1 アジェンダ21すいた年頭のご挨拶
P2、3、4 すいたエコウォーク開催(報告)
P5 「花と緑のフェア」に出展(自然部会)
P6  企業に学ぶ!環境配慮って何?NEXT21見学(環境教育部会)
P7  連載企画!あなたが見つけるエコなお店 in すいた(資源部会)

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アジェンダ21すいた 年頭のご挨拶

 皆様、新年明けましておめでとうございます。いつも「アジェンダ21すいた」にお力添えをくださる会員の皆様、諸団体、企業の皆様に心より感謝申し上げます。
 さて、国レベルでエネルギー政策、温暖化政策の試行錯誤が続いている中、地域で暮らす私たちは自らのライフスタイルを見直し、環境まちづくりを力強く打ち出してゆく時が来ているとも言えるでしょう。日頃、環境にはあまり関心のない人々にどのようにして環境を意識していただくか、またそれらの方々が楽しく明るく、ちょっとした行動を変えることでどれだけ環境への影響を減らすことができるか、「アジェンダ21すいた」が知恵を絞って具体的な提言と行動を起こしてゆく時でしょう。
 「アジェンダ21すいた」が市民の方々にあまり知られていない、市内の企業との連携が弱い、全市的な環境まちづくりのムーブメントを起こし得ていない、などの反省から、全部会の力をあわせてフラッグシッププロジェクト「歩きたくなるまちづくり」をスタートさせました。第一回目の取り組みとして10月にイベントを実施しました。試行的な取り組みで、参加者も50名程度でしたが、楽しく「正しく歩く」講義のあと、晩秋の北千里をカメラ片手にまちや道の良いところ、改善すべきところを考えながら歩きました。
 株式会社ダスキンには飲料水を、千里金蘭大学には集合場所を提供していただきました。当日は千里金蘭大学の百花繚蘭祭が開かれており、フィナーレを飾る打ち上げ花火を堪能し、解散後はすいた環境学習協会(SELF)が取り組む幽玄な竹明かりを楽しませていただきました。企画段階で関西大学 経済学部 良永ゼミの学生さんたちに若い知恵を出していただけたことも大きな成果でした。
 スタートしたばかりのプロジェクトですが、「アジェンダ21すいた」の枠を超えてさまざまな組織、企業の皆様と協力する時には、1プラス1は2ではなく3にも5にもなることを体験し学ぶことができました。今後は回を重ね、さまざまな組織との連携を構築してゆけるよう取り組んでまいります。
 本年もお力添えのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

  2014年元旦 アジェンダ21すいた 代表 三輪 信哉

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フラッグシッププロジェクト 歩きたくなるまちづくり
「すいたエコウォーク」を開催しました! 

  10月26日(土)、アジェンダ21すいたのフラッグシッププロジェクト「歩きたくなるまちづくり」のウォーキングイベント、すいたエコウォークを開催しました。
 当日は心配された台風の影響による雨風も収まり、歩くと少し汗ばむくらいのウォーキングにはちょうどよいお天気となりました。前日までの雨の影響で、キャンセルされる方が多いかも、というスタッフの心配をよそに、スタート会場の北千里ディオスパフォーマンスホールには、総勢55名が集まりました。 

ウォーキングセミナー 「知っておきたいウォーキングのこと」 
   三輪代表の挨拶のあと、関西大学人間健康学部の小田伸午教授による「知っておきたいウォーキングのこと」と題したウォーキングセミナーを行ないました。セミナーでは人の骨格や腕、鎖骨、肩甲骨、脚の動きについての科学的な説明や、快適に歩き続けるためのコツなどをレクチャーいただき、実際に参加者全員で会場内を回遊魚(?)のように歩いてみて先生の指導を受けるなど、日頃の自分の歩き方との違いにびっくりしたり、大いに盛り上がりました。体の構造からみた「歩く」動きの説明や、「歩くこと(自動車の使用を控える)で、CO2の排出抑制につながる」というお話もありました。 

「みんなで作ろう‘気づき’のマップ」のワークショップに学生も参加
 また、このイベントに企画段階から携わってくれた関西大学良永ゼミの学生より「みんなで作ろう‘気づき’のマップ」のワークショップの説明がありました。これは、ウォーキング中に発見したまちの見所や‘気づき’(歩きたくなる要素)をポラロイドカメラやメモで記録し、これらを用いて最終的には‘気づきマップ’を作成するというものです。
 参加者は株式会社ダスキンから協賛品として提供されたミネラルウォーターを手に、元気にウォーキングしました。
 ゴール会場の千里金蘭大学ではマップ作成や、お楽しみ企画の抽選を行うなど、思い思いに楽しいひと時を過ごしました。

竹林コースと水遠池コースに分かれてウォーキング
 ウォーキングではチェックポイントで抽選をしたり、クッキーを受取りながらゴールを目指しました。各コースの様子を報告します。

竹林コース
約4.2km。千里の竹林を満喫できるアップダウンのあるハードなコース 
★チェックポイント★ ①千里北公園 ②青山公園

  前日の台風の影響で実施があやぶまれましたが、下調べで問題がないということでスタートしました。竹林コースは、約4.2kmの千里の竹林を満喫できる、アップダウンのあるハードなコースです。約30名の方に参加して頂きました。幅広い年齢層の方々が参加されました。
足元の悪い急な坂も多くありましたが、一人の落後者もなく全員完歩して頂き、ホッとしています。
 ディオス北千里パフォーマンスホールをスタートして、チェックポイント①の北千里公園石碑を通り、蓮間池、わくわくの郷とアップダウンのある足元の悪い、日中でも薄暗い竹林のある小道を上がって行きました。そして、箕面との境を通り国立循環器病研究センターの裏の竹藪の中を進みました。
 厳しいコースの中、マップづくりの担当のポラロイドカメラとふせんメモをお持ちの方々が、熱心にポイントごとに写真撮りと記録取りに協力していただきました。また、「長く北千里に住んでいたが、このような場所があるとは知らなかった」と言われていた人がおられました。
そして、平地に出て、青山台3丁目交差点を渡り、チェックポイント②の青山公園でクッキーをいただいてエネルギーを補給してゴールの千里金蘭大学に着きエコウォークは終了しました。皆様お疲れ様でした。 

水遠池(ずいおんいけ)コース
自然(公園、池ほか)、まちなみ(マンション、住宅街ほか)、学校等ニュータウンの要素を備えた環境が多く見られる、約3.8kmの散歩道として最適なコース 。
★チェックポイント★ ①ピアノ池 ②水遠池(ずいおんいけ)

 ウォ―キング開始後、北千里駅東側の高架を渡り、箕面摂津線東の歩道を南下すると、すぐにチェックポイント①のピアノ池に着きました。ピアノ池の名前は、池の形がグランドピアノの形に似ているからで、千里ニュータウン開発時の人工池です。「ピアノ池の環境を良くする会」により水中に生える「ヒメガマ」が池いっぱいに繁殖しないように一部刈取りをされ、適切な環境維持管理をされています。途中の川沿いに生えている「キョウチクトウ」をみて、公害に強い植木がこの北千里にあることを確認しました。
 ピアノ池通過後は藤白公園内の坂を上り、藤白台小学校の西側を南下、ふじのき公園、ゆらら藤白台を経由してチェックポイント②の水遠
池に向かいました。水遠池ではお菓子を食べたり、写真撮影をするなどして、各自休憩のひとときを過ごしました。
 水遠池は、千里ニュータウン開発前からある農業用水のため池でした。池の周りに遊歩道がありますが、今は柵がされ、西側は時間制限があり、夜は立ち入りできません。水遠池を通過した後は、三色彩道を西に向かいました。三色彩道は、11月中ごろから、紅葉が大変に美しく吹田市内でも最高の街路です。三色彩道を通り抜けてスタート地点の近くまで戻り、ゴールの千里金蘭大学に到着しました。

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花と緑のフェアに出展しました   (自然部会)

 11月10日(土)、江坂公園で開催された花と緑フェアに自然部会がパネル展示で参加しました。
フェアには吹田市造園協同組合の皆さま自慢の花や植え木の即売ブースが幾つも並び、舞台ではセリ市などもありました。
 また、吹田の農産物や安全食材のパン屋さんのブース、苔玉づくりや
盆栽のコーナー、石ころアートや手づくりのおもちゃコーナー、どじょ
う釣りや松ぼっくり釣りのコーナーなど盛りだくさんの内容に、会場は
大変盛り上がりました。雨天にも関わらず市民や子供たちの活気に満ちたイベントでした。
 自然部会のパネル展示では、子ども連れのパパやママ、吹田に長くお住まいのシニアの方々に、生物多様性のパンフレットをお渡しして、吹田にも存在する特定外来生物、吹田に残る野草の説明と保護の大切さを聞いて頂きました。
 市民の皆さまが真剣に聞いてくださり、有意義な活動になりました。

●生物多様性を守るための外来種被害予防3原則
1 入れない!
 悪い影響を及ぼすかもしれない外来植物をむやみに植えない。
2 捨てない!
 育てている外来植物を自然の中に捨てない。
3 拡げない!
 すでにある外来植物をほかの地域に広げない。 

●特定外来生物とは
 外来生物のうち、特に生態系への被害が認められるとして環境省が指定したもの。「外来生物法」(2005年施行)によって、栽培、保管、運搬、譲渡、野外に植える・まくなどの行為を禁止している。2013年9月現在、植物では12種が指定されてる。
 オオキンケイギク、ナルトサワギクなど 

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「企業に学ぶ!環境配慮って何?」(環境教育部会)
企業・事業所における環境への取組勉強会(NEXT21報告)  

  大阪府内にある企業の、環境に配慮した施設や取組みを見学し、環境問題について共に考え学ぶことを目的に、参加者25名は大阪ガス実験集合住宅NEXT21(大阪市天王寺区清水谷町/谷町六丁目下車)に現地集合しました。 

 外観は、建物の周囲や屋上・テラス・ベランダに樹木が植栽され、周りのビルとは趣が異なり、目的地とすぐに分かる建物でした。そして、この建物は各団体から10件を超える賞を受けておられます。
 担当者の説明によるとNEXT21は「大阪城公園と天王寺公園の中間地点にあり、多くの野鳥が行き交う休憩地点となり、多くの種を落とすことで多くの植物が認められる」とのことでした。
 吹田市千里万博公園にある大阪ガスのショールームDILIPA千里では、ガス機器の展示と体験展示が中心でした。しかし、ここNEXT21ではガス機器の展示だけではなく、熱エネルギーの住戸間融通・電気エネルギーの住戸間融通を、入居された状態で実験されておられ、停電時も安定したエネルギーを供給できるシステムを構築されていました。
 また、次世代コージ ェネレーション機では、コンパクト設計と共に発電効率55%(従来のエコウィルでは発電効率26.3%)を目標とされ、今後のスマートマンションの普及に貢献できるものと思われました。

【大阪ガス実験集合住宅NEXT21】
■所在地 大阪市天王寺区清水谷町
(最寄駅:地下鉄谷町線谷町六丁目)
■規模 地上6階、地下1階
■建築面積 896m2
■延床面積 4,577m2
■住戸数 18戸
環境にやさしい心豊かな暮らしを目指した住まいと次世代エネルギーシステムの実証を行っています。(NEXT21HPより)

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連載企画!あなたが見つけるエコなお店 in すいた(資源部会)
市内のクリーニング店のエコ活動はどうなっているの?

   資源部会はレジ袋削減に取り組んでおり、吹田市内のクリーニング店のエコ活動の実態を把握するため、昨年夏に1月ほどかけてアンケート調査を実施しました。46社にアンケートを郵送し、22社から回答を頂き、事前に行った 2社を加え24社の調査結果を表にまとめました。(複数回答あり) 
 
 ※一覧表省略

 レジ袋削減対策について実施しているのは24社中19社で、ハンガーに関しては、22社でリユース及びリサイクルが行われており、他社のものも回収しているところが13社あります。レジ袋有料化については5社あり、本社のトップダウンで決定したという回答もありました。市域や府県を越えて展開している企業は「環境配慮型」という企業イメージを大事にしているようです。省エネルギー対策も、23社が店舗で、22社が工場で取り組んでいて、エコ活動に関心が高いことが伺えます。
 また、クリーニングの完成品の大きな透明のビニールの包装については、「包装なしや集合包装などをメニューに加えたい」「ビニール袋の重量を半分にしてごみを半分にしている。」という回答があり、店側も包装材を減らしたい意識を持っていることがわかり、今後の取組に期待をとせるところです。 
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 ご協力いただいたクリーニング店
安芸クリーニング、伊勢屋、ISEYA、エコークリーニング、カーニバル、関西パイオニアクリーニング、 ステップ、ステップ(シャトルサービス)、タカケンサンシャイン、中嶋クリーニング、ノムラクリーニング、 白洋舎、フジコー、フジヤクリーニング、ベストクリーニング、ホウコククリーナー、ホワイト急便、 丸富、みやじまクリーニング、明治屋クリーニング、桃山台クリーニング、やなぎ屋クリーニング、 ライフクリーナー、ルビー 

 

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