ニュースレター第24号

ニュースレター第24号(PDFファイル)
平成24年10月25日発行 
 
P1 アジェンダ21すいた定時総会開催
P2,3 特集「各部会の今年度の取組予定」
P4 「すいた水循環フェア2012」に参加しました。(エネルギー部会)
P5 吹田市立博物館夏季特別展に出展しました(自然部会)
P6 連載企画!あなたが見つけるエコなお店inすいた(資源部会) 
P7 会員活動紹介 株式会社日本スペリア社での環境への取組み  

page1                                        アジェンダ21すいた定時総会開催!!

7月21日(土)、大阪学院大学2号館地下1階02教室にて、平成24年度アジェンダ21すいた定時総会を開催しました。大雨が降りしきる中でしたが、多くの会員が参加しました。

総会第1部の議案の審議では、活発な議論がされ、全会一致で議案は承認されました。今年度は重点事業として「アジェンダ21すいた今後のあり方検討」を提案し、次年度までにアジェンダ21すいたのステップアップを図るため、運営体制やフラッグシッププロジェクトについて検討を進めることを確認しました。

第2部では、関西大学環境都市工学部建築学科教授である江川直樹さんによる「場所の声を聞く~そしてカンボジアの美しい両棲集落~」と題した講演会を行いました。
講演会では、「場所の声を聞く」ことを大事にし、それぞれの場所にふさわしい「住まい」を建築することが建築の仕事であり、それが景観や環境を保全することにもつながること。また「人気=ひとけ」の感じられる市街地の道路空間、まちなみ空間を、集住空間のデザインとしてつ
くっていくことが重要であり、安心安全な住環境もそうしたことから生まれると話されました。
また、その場所にふさわしい建築の例としてカンボジアのトンレサップ湖の両棲集落の映像も見せていただきました。渇水期と浸水期で高床式の住宅から水上住宅にとその場所の状況に応じて表情を変える集落です。
現地調査と調査資料のまとめなど、学生さんたちの苦労話もお伺いしました。
大きな画面で見るカンボジアの写真は本当に美しく、生き生きとしていて、そこで暮らす人たちの声が聞こえるようでした。先生の説明を聞きながら、皆さん、見入っておられました。 

 第3部では、恒例の懇親会を開催しました。三輪代表が活動にかける想いを改めて話し、会員同士も環境に対する考えや今後の目標などを熱く語り合いました。部会間の交流も深めることができ、和やかに懇親会を終えました。

page2、3
 特集 「各部会の今年度の取組予定」 

●全体事業
・重点事業
(1)「アジェンダ21すいた」今後のあり方検討事業
活動開始後6年が経つアジェンダ21すいたのステップアップを図るため、下記事項の方向性を定める
○ 事業者の参画が実現する方策 ○ 組織運営のあり方(ガバナンス)
○ 組織名称 ○ フラッグシッププロジェクトの設定
○ 「アジェンダ21すいた」(計画)見直し
(2)節エネルギーの推進、再生可能エネルギーの普及をめざす事業
国のエネルギー事情をふまえ、アジェンダ21すいたとしても地球温暖化防止ならびに節エネルギーの啓発活動に取り組む             ・定常事業                                       (1)ニュースレターの発行
(2)ホームページの運営・管理
(3)天の川すいた(市内環境イベント情報メールマガジン)の配信の拡充
(4)北摂アジェンダ交流会の開催 ・連携協力の検討
(5)定時総会運営事業

●エネルギー部会
(1)暮らしのCO2ダイエット の普及・エコプレスの発行
(2)みどりのカーテンの普及・啓発活動(自然部会との共催)
(3)打ち水の普及・促進
(4)すいたエコツアーの企画・運営
(5)自然エネルギーの普及・推進を図る活動
太陽光発電や太陽熱利用など自然エネルギーの普及促進手段
の検討や啓発イベントの開催

●資源部会
(1)ごみの減量・資源化のための啓発
マイバッグキャンペーン、風呂敷講習会、北摂他団体と
ごみ減量のための情報交換・交流
(2)「あなたが見つけるエコなお店
in 吹田」の紹介
(3)すいたエコツアーの企画・運営

●自然部会
(1)みどりのカーテンの普及・啓発活動
(エネルギー部会との共催)
(2)博物館エコアップ作戦
博物館夏季特別展において、みどりのカーテンの設置や、生物多様性の保全に係る展示や講演会の実施
(3)生物多様性の保全に係る啓発活動の推進

●交通部会
(1)環境教育フェアへの新交通システムについての出展による市民への啓発
(2)新交通システムの提言冊子とパンフレット作成 

●環境教育部会
(1)すいたエコツアーの企画・運営
(2)すいたエコ検定の拡充 、内容の検討。
(3)レインボーすいた(環境学習プログラム)の拡充
(4)環境教育フェア等への出展・啓発事業

page4                                        「すいた水循環フェア2012」に参加しました。 (エネルギー部会) 

 8月4日(土)に、浜屋敷(吹田歴史文化まちづくりセンター)において、「すいた水循環フェア2012~吹田の水物語~」が開催されました。このフェアは今年で4回目を迎え、昨年にも増して、内容が盛りだくさんのイベントとなりました。当日は猛暑日にも関わらず150名もの方が来てくださいました。

打ち水の普及・促進
アジェンダ21すいたからはエネルギー部会が参加し、パネル展示や
来られた方に声をかけながら打ち水大作戦を実施しました。
今年もすいたんが打ち水に参加してくれました。また、子どもたちがバケツとひしゃくを持って楽しそうに水を撒いている姿も見られました。参加した方々からは「打ち水って楽しい」との声をいただきました。  
さまざまな企画で盛り上がりました                      今年はアコースティックギターの生ライブや葦紙の展示など、昨年はなかった企画もあり、どれも好評でした。とくに葦紙の展示にはたくさんの人々の関心が集まっていました。スタンプラリーもあり、賞品として肥料を皆さん持ち帰られました。                          恒例の水遊びコーナー 
 浜屋敷の室内では、東日本大震災のパネル展示やスライム作りなどの科学実験コーナーを設置し、外ではゲームコーナーや昨年も好評だった水遊びコーナーを設置しました。
どのコーナーも非常に賑わい、子どもから大人まで1日中楽しめるフェアでした。

pege5                                        吹田市立博物館夏季特別展に 吹田市立博物館夏季特別展に出展しました
(自然部会) 

平成24年7月21日(土)から8月26日(日)までの吹田市立博物館夏期特別展「子供と環境・むかし・いま・これから」に、自然部会が講座や展示で参加しました。                               ●みどりのカーテン●
博物館の前庭での恒例になった感のみどりのカーテンは毎年土壌が良くなって来て今年も見事なカーテンになりました。今年は更に巨大なみどりのカーテンを3階広場に作ってみました。こちらの方は夏期展直前にゴーヤの苗を植えて、期間中の成長の様子を子供達に見て貰うことと、みどりのカーテンの裏とカーテンのない部分の壁に温度計を取付けて、温度差を計る目的もありました。8月になってその温度差は約1度あり、8月末には昼12時では1.5度、午後2時では2.5度の温度差が確認できました。 
●ベランダガーデン展示●                            物館2階入口の前にベランダに見立てたコーナーを作り、そこにつる性や穂のある植物、実の出来るものや花等生物多様性に配慮した植物を、プランターや鉢に植えてベランダガーデンの見本を作ってみました 。 
●講座 生物多様性に配慮した庭づくり●
8月15日(水)午後2時から2時間、講座室で、兵庫県立淡路景観園芸学校、澤田佳宏先生と兵庫県立大学大学院准教授、岩崎哲也先生から生物多様性に配慮したみどりの創生についてお話しいただきました。澤田先生からは数十年前の吹田は里山や棚田があった。その畔地や斜面の草地の再生が生物多様性につながること。岩崎先生からはベランダや屋上庭園の他道路の小さな草地や原っぱの緑が連鎖し、つながることで生物多様性が守られるといったお話しをしていただきました。
両先生共、吹田にはまだ草地や原っぱを残せる環境があるので、再生の努力をすれば生物多様性の再生も可能であると話しておられました。 

page6                                         連載企画!あなたが見つけるエコなお店 in すいた(資源部会)

イオン南千里店 イオン南千里店 (住所 千里山西6-56-1 TEL 06-6337-2111 )
●レジ袋削減の取組み
2008年当初から吹田市・市民団体・企業の三者協働で行っている「すいたレジ袋削減・マイバッグ推進協議会」にも参加し、2012年4月、参加企業の統一目標をマイバッグ持参率60%に掲げ、協定の更新を行いました。2009年から、南千里店ではレジ袋辞退者に2円引きを行っていますが、2011年の辞退率は40.6%でした。             
●店頭回収は7品目                               店頭回収の品目も多く、アルミ缶・ペットボトルに加えてびんやペットボトルキャップなど7品目に取り組んでいます。ペットボトルキャップの売却金はアジアの途上国の子どもたちのワクチンなどの支援活動に役立てられます。日用品レジでは小型充電式電池(ニッケル水素、ニカド、リチウムイオン)の回収を行っています。                   
●省資源の工夫 トップバリュ商品
この商品の特徴は、
①衣料用洗剤のスプーンをなくした
②トマトケチャップ・パン粉等の容器包装に水性インクを使用
③カップ麺の容器を紙に変え、調味料の袋をなくした
④ペット飲料のラベルを小さくした
いずれも、当たり前という常識を疑って生まれた発想ですね。
この他にもまだまだありますよ!                        ●オーバーキャノピー照明
店内のスポットライトは全部LEDに替えました。商品棚を段違いにし、棚全体を照らすオーバーキャノピーの採用により、各棚の照明を減らすことができ、電力削減できました。お店にとっても消費者にとっても「エコロジーはエコノミー!」です。                          ●地域社会貢献 「幸せの黄色いレシートキャンペーン」
このキャンペーンは、地域のボランティア団体を毎月11日に黄色いレシートで応援するシステムです。買い物客が直接、支援金を提供するのではなく、「応援したい気持ち」にイオンが応えて、「集まったレシート合計金額の1%分の品物」を団体に寄贈する形を取っています。 

「エコなお店」とは、環境を大切にし、人にもやさしく、3R(リデュース・リユース・リサイクル)の取り組みや省エネ、緑化活動などを行っているお店です。吹田市内のエコなお店を応援したいと考えています。そんなお店を発掘し、吹田市内に増えてほしいと思っています。「こんなお店もあります」という情報を読者の皆さんも、どうか届けてください。 

 page7                                       
 株式会社日本スペリア社での環境への取組み 

株式会社日本スペリア社は、身近な家電製品や産業機器へのはんだ等の金属接合材料の開発、製造、販売をおこなっています。古来から、はんだ接合には錫すず-鉛なまりはんだが使用されてきましたが、環境汚染や人体への有害性により鉛の使用が制限されてきており、当社では環境に優しい鉛を含まない『はんだ(自社ブランド:SN100C)製品等』を開発し、全世界への普及に努めています。
(ホームページ http://www.nihonsuperior.co.jp)

日本スペリア社は、2002年に国際規格である環境マネジメントシステムISO14001を認証取得し、以下の環境目標に取り組んでいます。

■省エネルギーの展開
●地球温暖化防止(CO2排出量削減)のため、電気使用量の削減に努めています。
・エアコン温度設定 夏季28℃、冬季20℃
・エアコン室外機の日陰化
・蛍光灯、水銀灯からLED照明への切替え推進、照明の間引き≪2010年度実績に対し、2012年度25%削減達成中≫
●販売活動に伴い使用する社用車について、ハイブリッド車、低 燃費車へ随時切り替えを行いガソリン使用量の削減に努めてい ます。
≪2010年度実績に対し、2012年度10%削減達成中≫
■廃棄物の削減
●全ての事業活動から出る廃棄物について、徹底した分別回収と リサイクル化活動により、廃棄物の削減に努めています。
物流部門では木製パレットからプラスチックパレットへの切替えなどにより、大幅な削減を実現しています。
≪2010年度実績に対し、2012年度50%削減達成中≫
■資源の有効利用および再利用
●お客さまでご使用後の使用済はんだの自主回収により、再びはんだ材料として再利用することで、枯渇資源の有効利用に努めています。
●生産活動に伴い使用する水道水、都市ガスの有効利用と使用量
の削減に努めています。
■環境対策製品の拡売
●鉛を含まない環境対策製品を独自に開発し日本を含む23カ国・地域にて特許を取得しております。(SN100C)
これらの製品を主に全世界への普及と拡売活動に努めています。

 

 

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