ニュースレター第4号

ニュースレター第4号(PDFファイル)
平成19年8月25日発行
 
P1 アジェンダ21すいた定時総会開催
P2,3,4 特集「昨年度の活動報告と今年度の活動計画」
P5 「すいた環境教育フェア2007」 
吹田の夏を冷やそう!!「打ち水」を実施(エネルギー部会)
P6 「みどりのカーテン」講座を実施しました。(エネルギー部会・自然部会)
さかいLRT研究交流センターを見学して(交通部会)
P7 すいたシニア環境大学第6期生プログラムがスタート
まちなか水族館講座を開催しました。

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アジェンダ21すいた定期総会開催!

 7月14日(土)、大阪学院大学15号館地階1階会議室にて、平成19年度アジェンダ21すいた定時総会が開催されました。当日は、台風4号も接近している中、あいにくの天気でしたが、会員や一般傍聴者など多くの方々が参加しました。
総会第1部は三輪代表のあいさつに始まり、平成18年度事業活動報告・決算、平成19年度事業活動計画・予算及び新役員選任の議案が審議されました。事業活動内容や予算などについての質問もあり、活発な議論が行われました。全ての議案が承認可決され、審議を終了しました。
総会第2部では、吹田市長も参加し、懇親会が開かれました。参加者全員が一人づつ前に出て自己紹介を行い、環境に対する思いや今後の目標などを熱く語りました。また日ごろ、あまり話す機会のない他の部会員どうしの交流もあり、ビールやジュースを片手に和やかに懇親会が進みました。
最後は、小田副代表があいさつを行い、アジェンダ21すいたの活動が今後ますます重要になることを確認し、定時総会を終えました。

page2,3,4
「各部会の昨年度の取組報告と今年度の取組予定」

● アジェンダ21すいた全体
平成18年度の取組報告
(1)ニュースレターの発行
会員への情報提供及び市民への環境保全活動の普及を目的に、ニュースレターを年3回発行しました。ニュースレターを通して、各種イベント・各部会からの報告・企業の環境保全に係る取組みなどを紹介しました。
(2)ホームページの開設・運営
アジェンダ21すいたの活動を広く市民に情報発信するために、ホームページを開設・運営しました。
平成19年度取組予定
(1)ニュースレターの発行
会員への情報提供及び市民への環境保全活動の普及を目的に、平成18年度に引き続き、ニュースレターを年4回発行します。
(2)ホームページの運営
アジェンダ21すいたの活動を広く市民に情報発信するために、ホームページを運営します。また、内容の充実を図ります。
(3)北摂アジェンダ連絡会議の開催
北摂にある各市アジェンダに呼びかけ、代表が集まり会議を開催します。情報交換を行うことにより、今後の活動をより充実したものにします。
(4)全部会横断学習会・懇親会の実施
各部会の見識を深め、アジェンダ21すいた全体の発展を図るため、会員相互の学習、意見交換、懇親の場を設けます。
(5)吹田地球温暖化防止キャンペーンの実施
部会ごとで行っている活動の中で、温暖化防止につながるような事業を取出し、それらを「温暖化防止キャンペーン」としてパネル化し、HP・ニュースレターに掲載します。

● エネルギー部会
平成18年度の取組報告
(1)省エネで温暖化ストップ塾
地球温暖化防止・ヒートアイランド現象の緩和を目的に、自然部会との共催で、「吹田みどりのカーテン」講座を開催し、市立やすらぎ苑にてつる性植物の苗植え体験を実施しました。
(2)エコホーム作戦
企業の協賛を得て、吹田独自の環境家計簿を作成・配布し、取組みに関する参加者説明会・情報交換会などを開催しました。それにより、市民の地球環境に配慮したライフスタイルの促進を図りました。
また、地球温暖化防止に役立つ情報を紹介したエコプレスを発行し、環境保全に係る啓発を行いました。
平成19年度取組予定
(1)省エネで温暖化ストップ塾
地球温暖化防止活動の実践者を育成するために、地球温暖化防止をテーマとした連続講座の企画・運営を行います。
(2)エコホーム作戦(暮らしのCO2ダイエット)
企業の協賛を得て、吹田独自の環境家計簿を作成・配布し、市民の地球環境に配慮したライフスタイルの普及を図ります(説明会・報告会等イベントを予定)。また、エコプレスを発行し、地球温暖化防止に役立つ情報を提供します。
(3)北大阪打ち水大作戦
北大阪打ち水ネット(大阪府・北摂地域の自治体・環境NPO等で組織)との共催で、ヒートアイランド対策として、各種イベントで打ち水を行います(ひしゃく作り・体験等実施)。 

● 資源部会 
平成18年度の取組報告
(1)連続講座「マイバッグからはじめよう 環境にやさしいお買い物」の開催 マイバック運動推進のための、市民、スーパー、千里リサイクルプラザ、アジェンダ21すいたの協働 によるワークショップを3回連続で行いました。
(2)大阪学院大学内のショップでマイバッグモデル事業スタート
大規模スーパーだけではなく、さまざまな業種の小売店舗に対してどのように「マイバッグ運動」を 広めるかが課題です。そこで社会実験として、大学内での2つのショップでマイバッグを持参し、レジ 袋を断る運動を学生に協力してもらっています。
(3)「イベントのゴミゼロ運動」に協力
千里リサイクルプラザが中心となって市内で展開されている「イベントのゴミゼロ運動」に積極的に協力しました。
平成19年度の取組予定
(1)スーパーでのマイバッグキャンペーン
市内の各スーパーで毎月5日の「ノーレジ袋デー」にキャンペーンを行います。
(2)マイバッグの歌を作ろう
マイバッグを普及させる歌詞を公募し、曲をつけてもらい、イベント・キャンペーン・スーパーの店頭で流します。
(3)マイバッグ運動・ノーレジ袋運動に関するフォーラム開催
マイバッグ運動・ノーレジ袋運動の啓蒙啓発のためのフォーラムを開催します。
(4)市民公開見学会の実施
見学会を通し、市民に学習機会を提供すると同時に、会員の増員に努めます。
(5)小規模小売店舗での「マイバッグ運動」キャンペーンの展開
大阪学院大学内のショップで実施している「マイバッグ運動・ノーレジ袋運動」を、市内の小規模小売店舗に向けて拡大します。

● 自然部会
平成18年度の取組報告
(1)「みどりのカーテン講座」の開催
地球温暖化防止・ヒートアイランド現象の緩和を目的に、エネルギー部会との共催で、「吹田みどりのカーテン」講座を開催し、市立やすらぎ苑にてつる性植物の苗植え体験を実施しました。
(2)みどりのジュータン(絨毯)推進計画
地球温暖化防止・ヒートアイランド現象の緩和に資する校庭等の芝生化の実現に向けて、豊津地区の小学校関係者、地域住民と調整を図りました。また、「みどりのジュータン」に関する講演会の開催、既に実践している市外小学校の視察などを通して、校庭芝生化について研究しました。
(3)神崎川エコアップ大作戦
まちなかの様々な魅力を発掘し、人と川が近づける仕組みを考えるため、神崎川周辺をまち歩きする路地裏探検ツアーの活動計画について検討しました。
平成19年度取組予定
(1)「みどりのカーテン」の拡充
平成18年度に実施した「みどりのカーテン」(つる性植物の窓辺での育成)講座の経過報告会を行い、収穫した植物(ゴーヤ)を使ってのエコクッキングを実施する。また、経過報告を受けて、「みどりのカーテンマニュアル」を作成します。
(2)みどりのジュータン(絨毯)推進計画
校庭の芝生化に向けて、調査研究及び学校等への調整を図る。また、事前学習のため講演会や見学会を行います。
(3)神崎川エコアップ大作戦
神崎川周辺をまち歩きする路地裏探検ツアーの企画運営を行い、まちなかの様々な魅力を発掘し、人と川が近づける仕組みを考えます。 

● 交通部会
平成18年度の取組報告
(1)吹田のみちマップをつくろう
大阪大学大学院人間科学研究科の先生や学生の協力の下、亥の子谷コミュニティ協議会と共催で、夏空の広がる7月29日に山田第三小学校、山田第五小学校区を夏休みが始まったばかりの小学生とその保護者達と一緒に『いのっこ探検まち歩き』を実施しました。
午前中、山田第三小学校区1班、山田第五小学校区2班の計3班でそれぞれの校区を歩き、きれいな場所や汚い場所、楽しい場所や危険な場所などを“みち”を中心にチェックをしました。
午後は、亥の子谷コミュニティセンターで午前中にチェックした場所やその場所の様子を大きな地図に書き込み、撮ってきた写真を貼り付けて“みちマップ”を完成させました。
(2)吹田らしい21世紀型交通システムを考えよう
1年間にわたりLRT(次世代型低床式路面電車)、電動ミニカー、パークアンドライド、カーシェアリング、公共交通の運賃システム、道路情報システム、コミュニティバスの基礎的な調査と検討を行った。
その結果、長期的にはLRT、中期的にカーシェアリング、短期的にコミュニティバスを研究課題とすることにしました。
平成19年度の取組予定
(1)吹田のみちマップをつくろう
市民塾の『自転車環境塾』と連携して、“すいた自転車マップ”や“自転車の交通ルールとマナーマニュアル”の作成を通じて歩道の自転車通行可能箇所の調査を行います。
(2)吹田らしい21世紀型交通システムを考えよう
吹田のコミュニティバスである“すいすいバス”を多くの人に利用してもらい、自家用車やタクシーが排出するCO2を削減します。
また、カーシェアリングでは、既に導入している東大阪市や茨木市の彩都のシステムを見学して吹田での実施の可能性を検討します。
そして、LRTは箕面、枚方、堺の団体と連携して基礎的な研究を進めます。

● 環境教育部会
平成18年度の取組報告
(1) 環境教育部会では毎月の会合にて検討および試行を重ね、「楽しく使える環境情報ホームページ」として「環境学習プログラムデータベース=レインボーすいた」を構築しました。このデータベースへの情報公開に携わる「運営委員」を募集しましたが、「レインボーすいた運営委員会」の発足には至っておりません。
(2) また、市内の環境イベント情報を集約したメールマガジンの配信についても検討を重ねた結果、前記の「運営委員会」にゆだねることとしました。
平成19年度の取組予定
(1) 昨年度に募集しました「レインボーすいた・運営委員会」の活動を支援します。(ご案内「ちらし」および「申込書」を準備していますので、アジェンダ21すいた事務局宛にお問い合わせください。)
「環境学習プログラムデータベース=レインボーすいた」の改善が必要となった個所をメンテナンスします。
(2) また、前記のメールマガジン配信にあたり、技術的に解決すべき問題点を検討し、システムの企画・構築をします。
(3) 一般の方および企業の方の「環境への取り組み意識」を自己評価していただけるような「環境への影響自己診断テスト(環境意識検定/すいた版)」の構築を検討します。併せて、今後の取り組みのヒントを提案できるようにします。 

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「すいた環境教育フェア2007」

6月16日(土)メイシアターで開催された「すいた環境教育フェア2007」に「アジェンダ21すいたの活動紹介」としてパネルの展示で参加しました。
既刊のニュースレターや入会申込書、各部会からのチラシ等も、関心を示す人たちに手渡しました。また、資源部会で<レジ袋有料化に賛成か反対か>のアンケートを呼びかけたところ、ボードは賛成の赤いシールで埋まりました。
しかし、「アジェンダって何?」と問いかける人が多く、まだまだ市民にアジェンダの活動が認識されていないのが現状で、とても残念でした。
来年は実行委員のメンバーに加わり、積極的に取組んで「アジェンダ21すいた」をアピールする必要があると感じました。 

吹田の夏を冷やそう!!「打ち水」を実施(エネルギー部会)

大阪府では、この100年間で年平均気温が約2.1度上昇しており、全国平均の約1.0度を上回る速さで温暖化が進行しています。この差の1.1度は「ヒートアイランド現象」により生じたものと考えられます。
アジェンダ21すいた「エネルギー部会」では、ヒートアイランド現象の緩和を目的に、「北大阪打ち水ネット」に参加し、市民のみなさんと協働で、市内のイベントにおいて「打ち水」を実施しました。環境教育フェアでは、NPO法人すいた環境学習協会の協力で「竹のひしゃく作り」を行い、手作りのひしゃくで「打ち水」実施しました。
 
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「みどりのカーテン」講座を開催しました。(エネルギー部会・自然部会)

5月27日(日)吹田市民会館で地球温暖化やヒートアイランド現象
緩和の為、市民が身近で取り組める事の一つとして、ゴーヤやへちま
などのつる性の植物を育てる「みどりのカーテン講座」が開催されました。
講座では、すいた市民環境会議の喜田さんから「地球温暖化が加速している」現状と「ますます顕著になるヒートアイランド現象」の話しがさまざまな資料と映像を加えて、すいた環境学習協会の富さんからは「佐竹台小学校での設置例」の話しが映像と効果のデータで示されました。
その後、(株)グリーンスタジオ造園部主任の寺西さんからは「ゴーヤの植え方、育て方」などの話があり、プランターに土を入れるところから、苗を植え、ネットを張るところまでを目の前で実際に行い、33名の参加者は熱心にその様子を見ました。
午後からは、吹田市立やすらぎ苑別館に移動し、暑い日差しの中、参加者はスコップ片手にゴーヤの苗をプランターに植えました。

さかいLRT研究交流センターを見学して(交通部会)

当分科会の来期以降の長期的研究テーマであるLRTの学習の一環として、実践的研究や交流事業を行っている『さかいLRT研究交流センター』を5月31日に見学しました。
当日は分科会のメンバーで、このセンターを堺市と共同で運営されている大阪産業大学人間環境学部の塚本直幸教授に、LRTの概要を主にヨーロッパの事例でお話ししていただきました。LRTは、「①単に所謂チンチン電車を乗り降りしやすい低床型の電車に置き換えるのではなく、②それによってまちを元気にする仕掛けである。」との先生のお話が印象的でした。吹田のまちが、LRT等でもっと元気になればいいですね。 

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すいたシニア環境大学第6期生プログラムがスタート

6月28日木曜日、メイシアター・レセプションホールで、すいたシニア環境大学第6期生の入学式が行われました。入学式には、学長である阪口善雄吹田市長も出席し、入学生に対して期待や激励の言葉を述べられました。その後、学生代表からのあいさつがあり、すいたシニア環境大学で学ぶことに対する意欲が感じられました。
入学式後のオリエンテーションでは、これからの学生生活についての注意事項を事務局より説明がされました。その後は班別に分かれ、班長やニュースレター編集委員の選任が行われました。みなさんお知り合いが少ない中でしたが、終始和やかな雰囲気でオリエンテーションが行われました。
すいたシニア環境大学今年度の入学生は27名で、来年2月までに座学だけでなく、フィールドワークや学生による自主企画講座などを通じ、環境に関する幅広い知識を20回の講義の中で身に付けていただきます。その後、所定の単位を取得し、修了した人を、吹田市が小・中学校での環境教育支援や地域での環境保全活動を実践する人材である「環境(エコ)の語り部」と認定し、環境というフィールドでの活躍が期待されます。

まちなか水族館講座を開催しました。

メイシアター・ 集会室などで、まちなか水族館講座が開かれました。市では、市役所1階などに「まちなか水族館」として水槽を設置し、水辺の自然環境保全に関する啓発に取り組んでいますが、この講座はそうした取り組みの一つとして、市民を対象に、水辺環境の変化や、外来生物問題の現状を知ってもらうことを目的とした講座です。
第1回は外来生物問題をテーマに琵琶湖博物館主任学芸員の中井克己氏を、第2回は琵琶湖・淀川水系の現状について、大阪市水道記念館の横山達也氏を講師にお迎えし、それぞれのテーマについてわかりやすくお話いただきました。
今後は、8月28日にヨシをテーマにヨシ工作やヨシ笛演奏会を行う第3回の講座が行われる予定です。