ニュースレター第14号

ニュースレター第14号(PDFファイル)
平成22年4月25日発行 

P1、2 吹田市資源循環エネルギーセンターがオープン
P3 特集 「吹田市環境まちづくりガイドライン」
P4 「暮らしのCO2ダイエット取組報告会」を開催(エネルギー部会)
P5 北摂アジェンダ連絡会議開催をめざして
P6 新しい国民運動「チャレンジ25キャンペーン」がスタート
P7 「すいたエコツアー」及び「自然エネルギー学習会」のご案内

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吹田市資源循環エネルギーセンターがオープン

去る、3月31日(水)に関係者が集まり、吹田市資源循環リサイクルセンターの竣工式が行われました。
また、4月11日(日)には施設見学会があり、多くの市民の方が参加されました。
今後、施設見学は随時出来ますので、事前にお申し込みください・・とのことでした。ここで紹介する内容は、竣工式を控え試運転中のあわただしい中にお伺いして取材をしましたので、施設見学会時点での様子と異なっているところがありますのでご承知ください。
建物
この新しい施設は、北工場の東側の旧焼却施設跡地に建設されました。建物の外観は周りの景色に調和する色彩を選ばれていました。建物の高さは日影に配慮され、北工場と同じ29mとしていることから、プラットホームが地上2階から1階に変更となり、ごみピットは地下2階にまで掘り下げられました。
深さは約25mにもおよび、ピットの容量が従来の約8,000㎥から15,000㎥に増加されました。
焼却施設
焼却炉の能力としては、従来が150㌧3基であったものが240㌧2基になり、ほぼ同じです。(焼却炉形式=全連続燃焼式焼却炉/ストーカ式)。これは、ごみの減量施策や破砕選別工場などにおける資源回収が有効機能し、焼却ごみが減少しているため、将来にわたり対応できるとの設計でした。

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吹田市資源循環エネルギーセンターがオープン(続き)

搬入口
ごみプラットホームには7台の運搬車が同時に作業できるようになっており、投入口の扉は7色のレインボーカラーで色分けされていました。プラットホームの臭気は、出入り口の自動扉とエアーカーテンで屋外と遮断しています。
ごみピット
ピット内で万一ごみの火災が発生した時は、火災を自動検知して放
水消火できるようになっています。
ピット内のごみを掴むクレーン先端部分バケットの実物大イラストが2階の見学フロアに描かれていますが、その巨大さには驚かされます。
また、3階の見学フロアにはゲーム感覚で学べるクイズコーナーが
ありますのでチャレンジしてみてください。 
エネルギー回収
多くの高性能設備・機器が導入され、消費電力も増大することになりましたが、焼却炉の廃熱利用による蒸気タービン発電機の最大能力も、従来が3,000kWであったものが13,000kWに拡大されましたので、この電気を売ることで増加した電力をほぼまかなえる計画だそうです。
排ガス処理
排ガス中のばいじんや有害物質は、ろ過式集じん器・排ガス洗浄塔・脱硝反応塔などを設置し、高度処理して除去しています。煙突の高さは従来の59.5mから80mにして拡散効果を出しています。法規制値よりも厳しい基準で設計され、測定値はさらに下回っています。
灰の処理
焼却灰等はアーク式溶融炉により高温溶融し、無害化・減容化・資源化を図っています。
(写真左から:メタル、スラグ粉砕前、スラグ粉砕後)
取材協力=吹田市環境部
廃棄物処理施設整備室/中村さん、南谷さん、児玉さん 

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アジェンダ21すいたでは、環境まちづくりガイドライン の策定支援をしています

「アジェンダ21すいた」では、「吹田市環境まちづくりガイドライン」の策定にあたって支援を行うとともに、検討を行ううえでのコーディネータを担っています。
「吹田市環境まちづくりガイドライン」とは、地球温暖化やヒートアイランド対策など、環境負荷の低減を図るために、市民・事業者が日常の生活や事業活動でとるべき行動や取組の具体的実践例を示すためのものです。また同時に、吹田市が中期目標として掲げる「2020年度の市域の温室効果ガス排出量1990年度比25%削減」を達成するうえで、大変重要な指針となるものです。

現在、事業活動版、ライフスタイル版、キャンパスライフ版の各部会に分かれて、学習会を開催し、環境に対する見識を高めるとともに、各部会委員どうしの交流を図っています。また、市では、事業者版として「開発・建築版」を策定し、事業者が開発行為・建築行為をする際に、環境に配慮を求めるための事項を整理し、4月から本格的に運用を開始しています。

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吹田市環境まちづくりガイドライン 「暮らしのCO2ダイエット取組報告会」を開催(エネルギー部会) 

エネルギー部会では、家庭におけるエネルギー使用量の削減を図るため、「暮らしのCO2ダイエット」と題して、「環境家計簿」の普及促進に取組んでいます。
日常生活で、無理なく、楽しみながら、省エネ行動を実践し、家庭で使用した電気やガスなどの使用量を記録することで、家庭からどのくらいのCO2(二酸化炭素)が排出されているのかをチェックすることができます。これにより、CO2排出量の削減を図るとともに、光熱水費の節約にもつながります。
毎年、1月~7月を実施期間として、アジェンダ21すいた会員をはじめ、広く市民の皆さまに取組んでいただいております。平成21年度の参加者は317世帯で、このうち、データを提供いただいたのは190世帯でした。 

3月23日(火)、男女共同参画センターにおいて、平成21年度の取組報告会を開催しました。実際に取組んだ方どうしのワークショップでは、「こんな工夫をすればもっと使用量を減らせる」、「家族で意見の違いが
あり、あまり減らすことができなかった」、「使用量と使用料、エコロジーとエコノミーを結びつけてPRすることで、さらに多くの方々に普及できるのではないか」など多くのご意見がありました。
平成22年度の取組についても、現在検討を進めています。皆さん、是非参加してください。 

当日のメニュー
エネルギー部会代表あいさつ
取組結果報告(削減結果報告)
環境問題(地球温暖化の現状等)に関するビデオ鑑賞
事例発表(すいたシニア環境大学に参加して)
CO2ダイエット参加者意見交換(ワークショップ)

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北摂アジェンダ連絡会議開催をめざして

 アジェンダ21すいたの事業計画の中に「北摂にある各市のアジェンダの代表による会議を開催し、連携協力について検討する」があります。とはいえ、一足飛びに連携協力とはいきません。第一段階として、近隣市のアジェンダ組織を訪問することになりました。今回は池田市の
活動を紹介します。

2月26日、池田市環境問題市民会議・エコスタッフが指定管理を行う「エコミュージアム(池田市立3R推進センター)」を訪れました。
阪急池田駅で下車し、すぐ近くの栄町本通の商店街を歩いていくと、商店街の中にエコミュージアムがありました。 

不用になった服や食器など市民の方々が寄付してくれたものを並べて、とても安い値段で売っているコーナーや、環境への取り組みを紹介する展示コーナーがあり、ベロタクシー(自転車のタクシー)も展示していました。このベロタクシーは市の公用車だそうです。また、電気バイクもありました。

平成22年1月からスタートしたiKeco(いけこ)という「いけだ環境お買い物券(クーポン券)」がありました。1000円で1100円分使えるものです。
たとえば、池田市のお店(加盟店)で1000円の商品を購入するときには950円を現金で、残りの50円をこのチケットで支払います。そして、このチケットで支払った50円分はその加盟店が環境のために寄付をする仕組みになっているそうです。
*お店によって環境貢献分(負担分)は異なります。

iKecoやエコミュージアムの不用品の売上は積み立てて、市民共同発電所(太陽光発電)の導入資金にするそうです。

「池田市立3R推進センター・エコミュージアム」
開館時間 : 10:00~18:00
休館日 : 第2火曜日・年末年始
〒563‐0058 大阪府池田市栄本町1-8
TEL&FAX : 072-752-7711
ホームページ : http://ikeda-ecomuseum.org

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新しい国民運動、「チャレンジ25キャンペーン」
が2010年1月14日からスタートしました!!

地球温暖化という人類の生存に関わる脅威に対して、世界が立ち向かおうとしています。
2005年2月16日には「京都議定書」が発効し、日本は2008年から012年の間にCO2などの温室効果ガス排出量を1990年にくらべて6%削減することが義務づけられ、様々な対策を進めてきました。

このような中、2009年9月、鳩山内閣総理大臣がニューヨークの国連気候変動サミットにおいて、我が国の目標として、温室効果ガス排出量を2020年までに1990年比で25%削減することを表明しました。

政府では、地球と日本の環境を守り未来の子どもたちに引き継いでいくため、「チャレンジ25」と名付け、あらゆる政策を総動員して地球温暖化防止の対策を推進することとしており、そのための温暖化防止のための国民的運動を、「チャレンジ25キャンペーン」として2010年1月
14日より、新たに展開することとしました。

「チャレンジ25キャンペーン」は、これまでの地球温暖化防止のための国民運動 「チーム・マイナス6%」から、よりCO2削減に向けた運動へと生まれ変わり展開するものであり、オフィスや家庭などにおいて実践できるCO2削減に向けた具体的な行動を「6つのチャレンジ」として提案し、その行動の実践を広く国民の皆様によびかけてゆくものです。

25のアクションについてはホームページにて確認してください。
http://www.challenge25.go.jp/index.html

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「すいたエコツアー」及び「自然エネルギー学習会」のご案内

吹田市内及び近隣地域において、農家や野菜・果物等の直売所などを見学し意見交換を行い、地産地消について学ぶことで、市民の皆さんの環境保全活動の参考としていただくため、すいたエコツアーを開催します。

すいたエコツアー(エネルギー部会)
■日時 平成22年5月14日(金)午前9時30分から
■行先 能勢「くりの郷」(豊能郡能勢町片山)
■定員 先着25名
■費用 1,200円 (昼食代等)
■申込 5月6日(木)から地球環境課へ

2 すいたエコツアー(環境教育部会)
市内企業や団体組織の環境に配慮した施設や取組みを見学し、環境問題について考え、学んでいただくため、すいたエコツーを開催します。
■日時 平成22年6月4日(金)午前9時30分から
■行先 ダスキン大阪中央工場、関西大学 など
■定員 先着25名
■費用 1,500円 (昼食代等)
■申込 5月6日(木)から地球環境課へ

3 自然エネルギー学習会(エネルギー部会)
太陽光発電や太陽熱利用は自然エネルギーを利用したクリーンな石油代替エネルギーです。地球温暖化防止の推進に欠かせない自然エネルギーについての学習会を開催します。
■日時 平成22年6月25日(金)午後2時から
■場所 男女共同参画センター視聴覚室
■内容 基調講演、太陽光発電設備設置補助 など
■定員 先着50名
■費用 無料
■申込 6月3日(木)から地球環境課へ

アジェンダ21すいた会員が表彰されました
去る、平成22年2月9日(火)、メイシアターにおいて、吹田市産業関係表彰式が開催されました。技術者部門として、アジェンダ21すいた環境教育部会の温井康之さんが表彰されました。心からお慶び申し上げます。

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