ニュースレター第27号

 ニュースレター第27号 (PDFファイル) 平成25年7月25日発行
P1 アジェンダ21すいた定時総会開催
P2、3 各部会の今年度の取組予定
P4  みどりのカーテン講座を開催 (エネルギー部会・自然部会)
P5 すいたエコツアー 「生物多様性について考える」(自然部会) 
P6 すいたマイバッグキャンペーン (資源部会)
P7  連載企画!あなたが見つけるエコなお店 in すいた(資源部会) 
 
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アジェンダ21すいた定時総会開催 

 6月22日(土)、千里ニュータウンプラザ多目的ホールにて、平成25年度アジェンダ21すいた定時総会を開催しました。台風4号の接近が心配されましたが、幸い何の影響も受けることなく進行しました。 
 総会第1部は三輪代表の挨拶に始まり、来賓の井上市長の挨拶の後、平成24年度事業活動報告・決算、平成25年度事業活動計画・予算及び新役員選任の議案が審議されました。
 とくにフラッグシッププロジェクトについて活発な議論が行われ、①議案どおり予算を計上する、②予備費としておいて幹事会で再度検討した上で支出する、という2つの意見が出されました。多数決により①となったほか、すべての議案が承認可決され、審議を終了しました。
 第2部では、「エコなライフスタイルを考える 歩きたくなるまちづくり」と題し、三輪代表による講演 会 を行 いま し た。「地球 環 境」「地 域活 性 化」「健康」などの視点から歩きたくなるまちづくりについて、様々なデータや事例を交えてお話いただきました。
 第3部では、恒例の懇親会を開催しました。新任役員の自己紹介や事務局の紹介、また、日ごろあまり話す機会のない他の部会員同士の交流もあり、ビールやジュースを片手に和やかに懇親会が進みました。

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 各部会の今年度の取組予定

 ●フラッグシッププロジェクト
  フラッグシッププロジェクト「歩きたくなるまちづくり 」の推進 
  「歩きたくなるまちづくり」を推進することによって、吹田市環境基本計画の重点プロジェクトである「地球温暖化・ヒートアイランド対策」及び「車社会からの脱却」をめざす。 

●全体事業 
  (1)「アジェンダ21すいた」の今後のあり方についての検討
 (2)ニュースレターの発行
 (3)ホームページの運営・管理
 (4)エコツアーの実施
 (5)天の川すいたの配信の拡充
  (市内環境イベント情報メールマガジン)
 (6)北摂アジェンダ交流会の開催 ・連携協力の検討
 (7)定時総会運営事業
  ●エネルギー部会
 (1)暮らしのCO2ダイエット
 (2)みどりのカーテンの普及・啓発活動
  (自然部会との共催)
 (3)自然エネルギーの普及・推進を図る活動
  太陽光発電や太陽熱利用など自然エネルギーを、 市民とともに学 ぶイベント等を開催する。
 (4)ヒートアイランド現象を知る活動
  自然エネルギー勉強会 
●資源部会 
 (1)ごみの減量・資源化のための啓発
  マイバッグキャンペーン、風呂敷講習会、北摂他団体とごみ減量のための情報交換・交流
 (2)「あなたが見つけるエコなお店 in 吹田」の紹介
 (3)市内に給茶スポットを広げる取組み 
●自然部会
 (1)みどりのカーテンの普及・啓発活動
  (エネルギー部会との共催)
 (2)博物館エコアップ作戦 
  博物館夏季特別展において、みどりのカーテンの設置や、生物多様性の保全に係る展示や講演会の実施
 (3)生物多様性の保全に係る啓発活動の推進
●環境教育部会 
 (1)市内企業・事業所における環境への取組勉強会
 (2)すいたエコ検定の運用
  エコ検定の設問及び参加に係るインセンティブ等についての検討
 (3)レインボーすいた(環境学習プログラム)の更新・拡充
●交通部会 
 (1)安全な自転車利用の促進
 安全な自転車利用の促進のための具体策の検討及びイベントなどを通じての普及・啓発
(交通部会の事業計画は総会後の幹事会にて承認されました。) 

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 みどりのカーテン講座を開催しました (エネルギー部会・自然部会) 

 4月20日(土)、メイシアター集会室にて「みどりのカーテン講座」を開催しました。
 今年は昨年までとは違い、小学生と保護者を対象に行い、21名の親子が参加されました。 

実演やクイズを取り入れた講座内容  
  講座では、実演や解説を小学生向けにわかりやすいものとなるよう工夫したこともあり、保護者だけでなく小学生の子ども達も熱心に受講していました。ゴーヤの苗を植える実演では、目を輝かせながら実演者の手元を見て、実際に苗を触ってみたり、土をかけてみたりと和気あいあいとした楽しそうな姿が見られました 。
 講座の最後に行った、○×クイズでは、「全問正解したで!」「簡単や!」という子ども達の声が会場に広がり、たいへん盛り上がりました。
真コンクール入選作品掲示と環境家計簿結果報告会
 また、講座の開催と同時に、「みどりのカーテン写真コンクール」(昨年
の秋に実施)の入賞作品の掲示や、エネルギー部会で取り組んでいる環境家計簿の結果報告を行いました。
  盛りだくさんの内容に、参加者からは、「とても参考になった」「ゴーヤの成長が見られてよかった」「ゴーヤのからあげを食べてみます」などの感想が寄せられました。
このような取組を通して、幅広い世代の方々がみどりのカーテンに興味をもち、より身近に取組んでいただければと期待しています

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すいたエコツアー 「生物多様性について考える」
in 兵庫県立淡路景観園芸学校 兵庫県立淡路景観園芸学校(自然部会)

 5月28日(火)、“生物多様性について考える”をテーマに、淡路景観園芸学校へのエコツアーを開催しました。参加者は市民・スタッフ含め24名。講師は淡路景観園芸学校の澤田佳宏先生。講座あり、学内の見学ありのとても充実したエコツアーとなりました。
澤田佳宏先生の講座
 棚田、ため池、雑木林からなる淡路島北部の自然は、かつて吹田にもあった…かもしれない風景とのこと。その中で特に、ため池と畦畔(けいはん)(※1)の草原についてのお話をお聞きしました。ため池には文化的価値があるということ、また絶滅の危機のある生き物のすみかであること、などを知りました。さらに、、草原性植物の宝庫である畦畔の草原が、耕作放棄やほ場整備(※2)などにより草原がヤブと化していること、外来種が優先する草原へと変化している現実などを知りました。そんな中、淡路景観園芸学校では、外来植物に覆われた草原を里の草原へと再生させる実験に取り組んでいることを学びました。
学内の草原等を見学 
 午後は澤田先生の案内のもと、学内の草原再生の実験現場を見学しました。一見美しいお花畑に見える草原も、以前のワイルドフラワー緑化(※3)の影響で、栽培の規制対象となる外来植物が含まれていることを知りました。外来種を駆除し在来種を導入する際、植物の種類により再生の難しさの違いがあるそうです。その後、学内のため池にも案内してもらいました。そこでは貴重なカスミサンショウウオが生息していて、彼らが生きていくうえでは池や森林といった多様な生息空間が必要だそうです。また、湿田として管理している休耕田にも足を伸ばし、ニホンイモリなどの貴重な生き物を観察しました。
 単純に緑に覆われていれば、そこに質の高い自然が存在するのではなく、外来種ではなく在来種というのが、いかに重要なのかを学び、その違いを勉強し、生物の多様性ということを考えるきっかけとなりました。今後は、吹田においてどのようなことが出来るのか、何をするべきなのかを考えるヒントを頂いた一日でした。 
 ※1 畦畔…「あぜ」のこと
 ※2 ほ場整備…生産性の向上などを目的に、農地の規模や形状など の整備を行うこと
 ※3 ワイルドフラワー緑化…1980年代に流行した緑化(利用する植物に外来種も含まれる) 

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 すいたマイバッグキャンペーン (資源部会) 

 「すいたレジ袋削減・マイバッグ推進協議会」の一員として、6月の環境月間にスーパーの店頭でのマイバッグキャンペーンに参加し、ポケットティッシュにチラシを添えて、「マイバッグでお買い物を!!」と市民に呼びかけました。 
 使い捨てのライフスタイルを見直すきっかけとな る よ う に 始 め た こ のキャンぺーンも、4年目になりましたが、目標のマイバッグ持参率60%には達しておりません。
 しかし、今年の4月1日付 で 新 た に(株)関 西スーパーマーケットとの協定が締結され、その輪が広がりつつあります。 

 すいたレジ袋削減・マイバッグ推進協議会 
・学識経験者
三輪 信哉(大阪学院大学国際学部教授)
・事業者等
イオンリテール㈱・ ㈱いかりスーパーマーケット・イズミヤ㈱・生活協同組合コープこうべ・大阪よどがわ市民生活協同組合・㈱関西スーパーマーケット・㈱グルメシティ近畿・ ㈱光洋・㈱ダイエー・ ㈱阪食・イオンマーケット㈱・ ㈱平和堂・㈱ライフコーポレーション・吹田商工会議所 吹田市商業団体連合会
・市民団体等  
アジェンダ21すいた・ 吹田市自治会連合協議会・吹田市消費者団体協議会・ 吹田市廃棄物減量等推進員地区代表者連絡会・吹田母子会 (公財)千里リサイクルプラザ
・行政 
  吹田市

 第1回 目の キャ ンペ ーンは、持参率が低い江坂地区の5店舗に集中して行われました。この地域はビジネスマンや単身者世帯が多いので、実施曜日に土曜日を入れたり実施時間帯も昼、夕方、夜間ときめ細かな工夫をして、啓発効果が上 がるよ うにし ました。また、「すいたん」にもお出まし願って大いに盛り上げてもらいました。
 しかし、早足に通り過ぎる人が多く、声をかけながらチラシを手渡すタイミングの難しさを感じると同時に、市民の皆さんにこのキャンペーンの趣旨を広くお伝えするには、こうした地道な活動を続けることが大切なのだと思いました。

 すいたマイバッグキャンペーン実施店舗一覧
 平成25年6月21日(金)11時-12時  グルメシティ公園前店
平成25年6月21日(金)18時-19時  関西スーパーマーケット
江坂店
平成25年6月22日(土)18時-19時  グルメシィ江坂店
平成25年6月24日(月)16時-17時  グルメシティ公園前店
平成25年6月28日(金)12時-13時  グルメシティ公園前店
平成25年6月28日(金)18時-19時  マックスバリュ江坂店
平成25年6月29日(土)11時-12時  関西スーパーマーケット江坂店
平成25年6月29日(土)18時-19時  KOHYO江坂店

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連載企画!あなたが見つけるエコなお店 in すいた(資源部会)

スターバックスコーヒージャパン江坂オッツ店
(住所 豊津町14-8 06-6821-8411 )
 江坂オッツ店は地下鉄御堂筋線江坂駅近くに2000年に開店、2012年8月には改装を行い、照明をLEDに換えました。吹田市内には他に北千里店、山田店があります。 

●資源節約の取り組み
 マイカップ(タンブラー、マグカップ)を持参すると、資源節約になるのでドリンク代を20円値引してもらえます(持参率は6~10%)。持ち帰り用にはレジ袋は使わずペーパーバッグ(環境保全の観点から取得された森林に由来した木材を使用)を使用。

●リユースの取り組み
 店内では陶器のマグカップと紙カップを選べるよう、レジで「どちらにしますか?」と聞いてくれます。コーヒー豆購入の際には、コーヒーバッグを持参すると「BEANS CARD」にスタンプを押してもらえ、点数に応じて特典があります。

●リサイクルの取り組み
 ペーパーナプキンは再生パルプ製(適切に管理された森林から取得されたパルプと牛乳パックから再生されたもの)です。店内から出た牛乳パックはリサイクルしてトイレットペーパーに再生、店内のトイレで使用しています。
 
●環境コミュニケーション
 スターバックスでは、店舗のパートナー(従業員)向けに環境教育を行い、日常の業務の中で取り組める環境負荷低減のための活動や行動規範をコー チングしています。また、毎月第一日曜日の午前中、江坂
駅 東 側 に あ る ア ウ ト ド ア・ス ポ ー ツ 店 「パ タ ゴニ ア」と 提携 し、江坂 近 辺の クリーンアップ(スターバックス側とパタゴニア側を交互に行う)を、毎回10~20人の参加で13年前から続けています。

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