ニュースレター第10号

ニュースレター第10号
平成21年1月25日発行

P1 アジェンダ21すいた 年頭のご挨拶
P2  「すいたエコツアー①」(環境教育部会)~環境配慮組織の事例報告会~
P3 「すいたエコツアー②」(エネルギー部会)~地産地消を求めて~
P4 FM千里『エコな暮らし』ぜひお聴きください
P5 「レジ袋減らそうや~1万人宣言」の署名運動を行っています

page1
アジェンダ21すいた 年頭のご挨拶
代表 三輪信哉

 2009年が明けました。この場をお借りして年頭のご挨拶を申し上げます。

さて、三者協働組織「アジェンダ21すいた」(以下、アジェンダ)が設立されて3年度目に入ります。これまでの2年間、会員の皆様には本務の合間をぬって、情熱と元気をもってご尽力くださり、その力の結集によって無事、2年間をすごさせていただくことができました。
この間にも、めまぐるしく世界は変化を続けています。地球環境の大きな変化とともに、京都議定書の達成に猶予がなく、長期的には2050年に70パーセントの二酸化炭素を減らすとの国の報告書も出ました。また吹田市でも「環境世界都市」を掲げ、第二次環境基本計画策定の大詰めを迎えています。

本年はそれぞれの部会の活動がさらに活発になることが大事です。しっかりと地に根ざしたアジェンダとなるために、一般市民の皆様に大きく裾野を広げ、環境に取り組むことの大切さをしっかりとお伝えしていくこと、もっと市内の自治会や市民団体、企業、大学との連携を強くすること、そして参加したくなるよう、楽しい活動を目指し展開することも必要でしょう。

アジェンダでは、常に新たな活動に挑戦し、新たな連携を作りながら進むことが求められるため、困難が多いのも実際です。しかしそれらを越えて、描いた夢が形をなして活動が実現する喜び、またその過程を通じて多くの方と出会える喜び、そして力を合わせて少しでも吹田の環境が良くなることを実感できる喜びは、またひとしおのものがあります。是非とも多くの方に、環境に貢献することの楽しさを知っていただけるよう努めていきたいと思います。

本年は丑年です。牛は歩みゆっくりではあっても、荷を背負って粘り強く目的地まで歩き続けます。吹田の持続可能な環境を創造し、人と自然、環境に優しい素晴らしい街を子孫に残していく。多くの皆様の力を結集して更に前進をはかっていく年にしてまいりましょう。

皆様、本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

page2
 「すいたエコツアー①」 (環境教育部会)
~環境配慮組織の事例報告会~ 

11月21日(金)環境教育部会による「第2回すいたエコツアー(環境配慮組織の事例研究会)」を開催しました。昨年4月の第1回に引続き行ったもので、市内企業や団体組織の環境に配慮した施設や取組みを見学し、市民の皆さまの環境問題についての意識向上を図ろうと開催し
たものです。

 まず、万博記念公園を訪れ、太陽光発電設備やバイオマス施設、スターリングエンジンなどを見学しました。通常では立ち入ることのできない場所で実際の取組みを見学することができ、改めて自然の中でのリサイクルやエネルギーの活用について学ぶことができました。現地では、公園内で活動するNPO団体の中間支援をしておられる「NPO法人 大阪府民循環型社会推進機構」の皆さまにガイドをしていただきました。その中で、竹炭づくりやバイオマスなど、ご苦労をされながら活動をなさっていること、また、「自然の森再生」など他の地域にはない先進的な取組みをされていることが伝わってきました。

その後、北千里駅前を東西に延びる三色彩道の見事な紅葉をみながら、「市立やすらぎ苑」に向かいました。やすらぎ苑は平成18年8月からの建替に際し、太陽光発電や屋上緑化、雨水利用などの環境に配慮した設備を取り入れています。屋上に設置された太陽光パネルを手で触れることができるくらい間近に見ることができ、実際の大きさや表面の様子などを実感することができました。
この太陽光発電により、「やすらぎ苑」で使用されている電気の約5%を賄えるそうです。

最後に、アサヒビール吹田工場で、環境に配慮した設備を見学しながら、親睦を深めました。参加者からは、「普段見ることのできない場所を見ることができた」、「次回は風力発電の施設の見学がしたい」など、様々な意見や感想がよせられ、盛況のうちにエコツアーが終了しました。次回の開催にご期待ください。

page3
「すいたエコツアー②」 (エネルギー部会) ~地産地消を求めて~ 
「アグリかわちながの(JA大阪南河内長野支店内)」
に行ってきました !!

12月22日(月)市役所前から出発し、バスの中では、エネルギー部会の小田さんから地産地消とフードマイレージのお話を聞きました。
「アグリかわちながの」は、近隣の農家で取れた農産物などの直売所で、大阪エコ農産物の販売所でもあります。ここでは椎茸栽培をしている梶谷さんからお話を聞きました。
・平成17年4月から直売を始め去年11月から今の新店舗に。
・全出品農家75名の50~60%が常時出荷している。
・季節的にしか出せない農家もあるが、農産物、加工品、花を扱っている。
・ビニールハウス栽培もあるが、大多数は路地物である。
・加工品の味噌は20年の実績があり学校給食へも出している。
・出荷前の検査は自己責任で各生産者に任せているが、防除日誌(栽培記録)は出荷時に提出してもらう。栽培履歴を見ると無農薬の野菜が多い。
・売れ残りは出品した農家に引き取ってもらい、農産物は毎日入れ替わる。加工品は1週間毎に回収。などの話を伺いました。
当日は雨で、出荷された野菜は少なめでした。生産者は毎日天気を気にして収穫していることや、出品する農家に若い生産者も出てきており先行き明るいことも知りました。また、キュウリと花を持ってきた生産者と直接話ができ、キュウリはビニールハウス栽培で加温はしていないことなどを聞くことができました。直売所だから聞けたことだと思います。
どの野菜も花もとても新鮮で、安価。消費者にとってはとてもありがたいことです。このような直売所が身近な場所に増えれば、食の安全と共に自給率は上がりエネルギー問題の解決にもプラスになると思われます。
一方、吹田市にも直売所が数箇所あるそうです。産業フェアでも吹田市内の生産者の農産物が販売されるそうです。
買い物の後は「レストランzucca」での昼食です。ここは地場野菜を使ったレストランで、近隣の生産者から直接仕入れた農産物や「アグリかわちながの」からの野菜も使っているとの事です。地域で取れたものを、自信をもって提供して、安心して食べてもらえるようにと頑張っているそうです。ちなみに当日のメニューはオードブル・軽くトーストしたパン・パスタ・デザート・ドリンクでした。美味しかった!ご馳走さま!食後、テーブルごとに話しあい、感想を発表しました。
直売所が増え、食の地産地消だけでなくエネルギーの地産地消(太陽光発電など)も進めて、夢ではなく実現できるものを次世代へバトンタッチできるといいなと思いました。

page4
FM千里『エコな暮らし』 ぜひお聴きください

吹田市民はもちろんのこと、より多くの人に私たちアジェンダ21すいたの活動を知っていただくために、千里ニュータウンのコミュニティFM局であるFM千里で9月から12月まで『エコな暮らし』という15分の番組を「とよなか市民環境会議アジェンダ21」と交代で担当しました。各部会2回ずつ出演し、活動内容や状況、イベント案内など行いました。
感想を司会の片岡さん、出演の田中さんからお聞きしました。
『出演した会員のみなさんは、初めてスタジオに入る方が多かったようですが、普段と変わらない話しぶりで、頼もしい限りでした。会員が一
生懸命活動している様子がリスナーにも伝わったようで、さらに3月まで番組が延長されることになりました。』(片岡)
『声が電波に乗るのは初めての経験で緊張しましたが、本番前の打ち合わせで気持ちがほぐれました。ヘッドホンを付け、時間を気にしなが
らあっと言う間に終了しました。司会の方にざっくばらんに話を引き出してもらったので気持ちよく出演することができました。』(田中) 

この番組をお聴きいただくには、千里ニュータウン周辺では毎週月曜日と水曜日の午後5時10分頃にラジオをFMの83.7MHzに合わせてください。ただし、水曜日は月曜日の再放送です。
また、それ以外の地域の方は、インターネットのサイマル放送(http://www.simulradio.jp/)で同じ
時間帯に聴くことができます。

すいすいバスについてアンケートを実施!(交通部会)

交通部会では、今年度の活動の大きなテーマである千里丘地域を走るコミュニティバス『すいすいバス』の利用促進に向けたバスの運行改善提案を市に対して行うためにアンケート調査を実施しました。
アンケート調査の対象は、このバスの乗客とそれが運行されている千里丘地域の市民です。交通部会で何度も練り直した運行改善提案に対する乗客や市民の意見、反応を調べるため、大学院の交通工学の専門家の意見をいただき調査項目を作成しました。
このバスの乗客に対する調査は、11月20、21、22日の3日間始発から終発までの全てのバスに乗り込み、乗客一人一人に手渡しでアンケートを渡して実施しました。配布総数は約420部でした。また、このバスが運行されている千里丘地域の市民に対する調査は、11月21、22日に運行ルートの周辺の住宅に対してポスティングを行い、約1000部配布しました。
乗客に対するアンケート調査では、快くアンケートに応じてくださる方が多く、中には友人や家族の分まで持ち帰っていただける方もいました。そして、このバスをどのように利用されているか、また、「このバスをとても重宝している」などの生の声も聞くことができました。
現在、アンケートの回収中ですが、既に400部に達しようとしています。回答者からの意見の記入は非常に多く、このバスに対する関心の高さが窺われます。今後、アンケートの回収結果を集計した上で私たちのすいすいバスに対する運行改善提案をまとめる予定です。そして、今年度中には、市に対して改善提案をしたいと考えています。 
 
page5
「レジ袋減らそうや~1万人宣言」の 署名運動を行っています

すいたマイバッグ推進ネットワークでは、一昨年に引き続き「すいたマイバッグキャンペーン」を行っています。
昨年11月からは「マイバッグを持ってお買い物に行きましょう! レジ袋を減らしましょう!」と呼びかけるだけではなく、地球環境を守るために各人が使い捨てのライフスタイルを変えていく行動へつながるきっかけとなるよう「レジ袋減らそうや~1万人宣言」署名運動を併せて行っています。
「私は地球環境を考えて、レジ袋をもらわずにマイバッグを持って買い物に行くよう努めることを宣言します!」と書かれた署名カードに署名してもらい、署名部分は回収し、宣言文カードは各自携帯してもらいます。
キャンペーン期間は2008年11月~2009年5月までです。下記のスーパーで店頭キャンペーンを行いました。

2008年11月4日 関西スーパー佐井寺店 阪急オアシス南千里店
11月5日 平和堂岸辺店 ダイエー吹田店
11月6日 豊津ファミリーショップハース
11月7日 マックスバリュー千里丘店
12月2日 イズミヤ千里丘店
12月5日 ニッショー緑地公園店 ジャスコ南千里店
12月6日 ピーコックストア千里山田店
12月8日 ピーコックストア津雲台店
12月12日 グルメシティ公園前店 グルメシティ江坂店

その他、様々なイベントにも出向き署名を呼びかけておりますが、1万人にはまだまだほど遠い現状です。これからは団体、事業所に向けて運動を展開し、目標達成をめざします。
また、市役所環境部の減量推進課と地球環境課の窓口、くるくるプラザの事務所等にも署名・宣言文カードと回収箱が置いてありますので、この趣旨に賛同された方は是非ご署名ください。

関連記事

最近の記事

  1. 吹田で昆虫さがしと気象のお話し

  2. お出かけには(お得な)マイカップ・マイボトルを!!

  3. 映画上映会を開催します!

アーカイブ

TOP